今やゆるキャラの域を超えたとも言われるふなっしーだが、早くも便乗キャラが登場してきた。岡村隆史(ナインティナイン)によるたかっしーや横浜F・マリノスのサポーターによるはまっしーだ。彼らの登場は本家ふなっしーにとって脅威となるのか。その実力を検証してみた。
バラエティ番組『めちゃ×2イケてるッ!』の中で登場するたかっしーは、明らかにふなっしーの人気に便乗したキャラだ。お笑い番組のネタとしてとらえれば問題も無いのだろうが、実は中に入っているであろうと思われる岡村隆史自身が困惑しているのだ。
11月30日の放送ではモーニング娘。や幼稚園児を相手にパフォーマンスを披露したたかっしー。最後は『VOGUE JAPAN Woman of the Year 2013』の授賞式に乱入した。たかっしーも精一杯頑張ったのだが、最後に顔をのぞかせた岡村隆史は「人生で初めてやで、こんなにすべったのは」と疲れ果てた表情で口にしていた。
岡村隆史といえば、同番組でモーニング娘。にSMAPやEXILEのコンサートに乱入して完成度の高いダンスを披露してきた。運動能力はかなり高いはずだ。ところがその彼がふなっしーを真似たたかっしーになったところ、思うようにパフォーマンスできなかったのである。
今回の放送を見ても「ジャンプがきまらない、全体に動きにキレがない」、「“○○だっしー”と語尾につけるのを忘れてしまう」、「しゃべる声が低くて通らない」、「アドリブでコメントがすぐに出てこない」、「苦し紛れに目玉を開けて中に入っている岡村本人の顔を見せるという禁じ手に走る」等々、本家ふなっしーとパフォーマンスの差が歴然だった。
一方で、まだ知名度は低いが横浜の桜木町駅前で目撃されているはまっしーはどうだろうか。情報によると、Jリーグの横浜F・マリノスのサポーターがふなっしーによく似たはまっしーとなりチラシ配りなどの活動を行っているらしい。ユニフォームには『はまっしー』と名札がついており、チラシ配りを主催する横浜F・マリノスのサポーターで結成されているNPO法人「ハマトラ」のみなさんによると、ふなっしーとは関係ないとのことだ。
目撃者によると、はまっしーは動きにキレがないという。やはりふなっしーのパフォーマンスには及ばないようだ。こうした類似したキャラが出てくることで、ふなっしーのパフォーマンス能力が高く、誰でもふなっしーになれるわけではないことが分かる。便乗キャラの出現は逆に、ふなっしーの人気を高める効果さえありそうだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)