タレントの壇蜜が今から8年前、25歳の時に大きな交通事故に遭っていたことが分かった。それと併せ、小学生のことから感じていたという周囲からの「強い疎外感」、「煮え切らない態度」で過ごした日々について壇蜜自身の口から赤裸々に語られた。33歳の現在、グラビアアイドルとしての仕事を大切にする壇蜜の心の内にこれら過去の苦い経験が深く関係している。
12月29日放送の『ボクらの時代』~2013 美女放談スペシャル~(フジテレビ系)で壇蜜は忘れられない小学生時代の苦い思い出として、ポートボール(バスケットボールに似た球技)を挙げた。ゲーム中にチームメイトは誰も壇蜜にパスを出さず、彼女はほとんどボールに触った記憶が無いそうだ。それは意地悪からの行為ではなく日頃から存在感が薄かった壇蜜は、他の選手から同じチームだということを忘れられていたようである。「私もみんなの力になりたい。役割を担いたい」いつも彼女はそう望んでいたのに、団体スポーツや学校行事ではいつも蚊帳の外。結果を喜び合ったり悲しんだりする仲間を、複雑な思いで眺めていたのだろう。
ポートボールの件は氷山の一角であり、このような強い疎外感を味わったエピソードは山のようにあるという。そんな壇蜜が許されるならずっと続けていきたい仕事が、チームで取り組む“グラビア”なのである。カメラマン、ヘアメイク、編集者、そして被写体である壇蜜。皆が同じ目標を持ちひとつの作品を完成させる喜びは、今の彼女にとって何ものにも代えがたいのだ。
そして今回壇蜜は25歳の時大きな交通事故に遭い、周囲に大変な心配をかけながら反省もせず、毎日煮え切らない態度で過ごしていた時期があったことを告白(事故の詳細は不明)。芸能界でブレイクした今でも自宅でブログなど文章を書く時、向き合うのは彼女が大嫌いな25歳当時の自分だという。事故から8年、あの頃から何をやってきたのか、私は成長しているのか、自問自答する日々は現在も続いている。
大学で英語科の教員免許を取得、専門学校では調理師免許を取得。和菓子職人、ホステス、葬儀学校に通った過去。そして今回明らかになった、大きな交通事故に遭った経験。紆余曲折を経て30歳を目前に芸能界入りした壇蜜は母親から、「元をとりなさい」とアドバイスされているという。それは金銭的なことではなく今までの苦労と経験が活かせる世界だからこそ、腰を据えてしばらく頑張ってみなさいという意味が込められているそうだ。
(TechinsightJapan編集部 みやび)