「今でしょ!」で今年の流行語大賞を受賞した林修先生が7日、東京・六本木ヒルズに現れた。この日は、流行語大賞受賞についてのコメントを求めようと多くのマスコミが集まったが、イベントでの林修先生の関心は別のところにあったようだ。
7日、林修先生が登場したのは映画『47RONIN』の公開記念イベント。大石内蔵助のはっぴ姿の林修先生が、総勢47人の美女を前に忠臣蔵の特別講義を行った。
登場するやいなや「“Now! Time has come” 大石内蔵助が言ってましたね。あれは字幕では『今でしょ!』でいいんですよ」と林節をさく裂させた。自身の代名詞「今でしょ!」とこの日のイベント主旨を見事に融合させ、現代文のエキスパートとしての貫録を見せつけた林修先生だったが、忠臣蔵を全く知らないという生徒(美女)にはこのウィットはいまひとつ届かず。林先生は47人のレベルの低さに、「美しさと学力が反比例する」と驚きを隠せなかった。
報道陣から、「普段の講義でも(生徒に)美女は多いか?」との質問には「普段の講義は(美人は)少ないですね」、「今はこの歳なのでないけれど、若い頃は少ない美女を『こことここって』探して授業をしていた」と告白した。失礼な報道陣から「林先生のところに来る生徒はブスが多いのか?」という問いには、「みんなそれぞれの美しさをもった生徒だ」とフォローを忘れなかった。
「そうは言ってもここまで忠臣蔵を知らないというのもあんまりない。美しさと学力が綺麗に反比例している危険性も感じた」と語ると、すかさず報道陣から「今日の人(美女)たちは、相当レベルが低かったか?」との声掛けには、「まあその分、“別の能力”が突出しているんでしょう」と辛口のコメントを残した。
流行語大賞を受賞した「今でしょ!」については、「自分が思っていた以上に反響が大きくてビックリした。流行っているのか、単に僕に嫌がらせでやっているのか」と小学生や幼稚園児にもからかわれたという。驚いたことにCMで流れたあの台詞は、「2009年の夏の授業で1回しか言っていない」と明かした。
ちなみに、来週には「今年の漢字」が発表される。「『今』が選ばれるかどうかが最後の勝負。『倍』もきますし、安倍さんの『倍』でもあるから強力なので最後の決着がつく」と流行語大賞との二冠に意欲を見せた。
(TechinsightJapan編集部 うめ智子)