アジア発!Breaking News

writer : tinsight-yokote2

【アジア発!Breaking News】時価1億円超! 「金の延べ棒」24本、インド民間機のトイレから発見される。

このほどインド・コルカタ空港に到着した民間機のトイレに、金の延べ棒が大量に置き去りにされていたことが分かった。金購入が大変な人気となっているインドだけに、このような“事件”が起きるのは時間の問題であったという声もあるもようだ。

様々な文化を持った世界中の人々が利用するだけに、実に意外な落し物が発見されることがある飛行機のトイレやコンパートメント(頭上の棚)。このほどインドの民間航空会社ジェットエアウェイズ(Jet Airways:本拠地はムンバイ)のトイレから大量の金の延べ棒が発見され、関係者らを慌てさせている。

インド・ビハール州パトナを飛び立ち、西ベンガル州コルカタ空港に到着したその飛行機。トイレに清掃に入った職員が、そこに2つのバッグが置いてあることに気づき、開けたところ金の延べ棒が24本も入っていたため大変驚いたという。

コルカタ空港管理者のBP Mishra氏は、「原因として考えられるのは、その飛行機はパトナ―コルカタのフライトの前に国際ルートを飛んでいたことです。しかし落とし主からまるで連絡がありませんし、犯罪を思わせるような情報もありません」と話し、延べ棒は合計で時価1億円以上にもなることから困惑しているもようだ。

インドの人々の間では今、中国人と争うようにして金の購入が一大ブームとなっている。ただし今年になってから金輸入の関税率が3度も引き上げられたことを受け、密輸を試みようとする者、通関時に虚偽申告をして捕まる者が急激に増えているとのこと。そのため、これを単なる置き忘れではなく、逮捕を恐れて泣く泣く“捨てた”のではないかとみる向きもあるようだ。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)