EU発!Breaking News

writer : tinsight-yokote2

【EU発!Breaking News】サーカスから誘拐されたラマ。街を連れ回され路面電車に乗車。(仏)

このほどフランスで、成人男性の背を超すほどの大きな「ラマ」が夜の街を歩き、路面電車に乗っているとして大きな騒ぎとなった。このラマ、サーカスから逃げ出した、ならぬ誘拐されたという。

“コブを持たないラクダ”と表現されることもあるラマは、大きく優しげな瞳と笑っているように見える鼻と口元が愛嬌たっぷり。毛の色も白いものが多く可愛らしい雰囲気をたたえている。このほどフランス・ボルドーで、あるサーカス団からそんなラマの「Serge」(8歳)が忽然と姿を消した。

これは脱走ではなく、酔っ払いの5人組の男がふざけて誘拐したもの。彼らはボルドーのル・ブスカにあるナイトクラブで大量の酒を飲んで店を出ると、サーカス小屋に忍び込んでリードごと「Serge」を誘拐したのであった。

彼らはしばらくこのラマを引き連れて夜の町を歩いたため、人々はその様子に驚いてさっそくカメラやビデオで撮影し、SNSやYouTube、画像投稿サイトなどに投稿。カメラを向けられるたびに酔っ払いたちはラマに抱きつき、笑顔でポーズをとっていた。こちらの画像も、4日にYouTubeに投稿されたそんな動画のスクリーンショットで、ラマが「バッサン・ア・フロ(Bassins à Flot)駅」からトラム(路面電車)に乗せられてしまったところである。

これに驚いた運転手がさっそく警察に通報し、酔っ払いたちは“ラマ誘拐犯”としてほどなく御用となった。ラマに怪我はなく、すでにサーカス団のもとに引き取られたが、団長は酔っ払いたちのこの愚行に激怒しており、法的措置に訴えることも検討しているもようだ。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)