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writer : maki

【エンタがビタミン♪】宮沢和史、活動休止を発表。「頸椎症性神経根症」とは?

THE BOOMやGANGA ZUMBAのボーカル・宮沢和史(47)が今月から約4か月間、歌手活動を休止する。11月7日に所属事務所よしもとアール・アンド・シーが公式発表したところでは、首の痛みが悪化したため精密検査したところ「頸椎症性神経根症」で静養及び手術が必要と診断された。これは今年の4月に皇后さまが首の痛みにより公務を休まれた時の病状と同じものだ。「頸椎症性神経根症」とはいったいどのようなものなのか。

宮沢和史の所属事務所よしもとアール・アンド・シーが11月7日に「宮沢和史(THE BOOM) 歌手活動休止のお知らせ」として伝えた内容は次のとおりだ。

「この度、所属アーティストであるTHE BOOMのボーカル宮沢和史(47歳)が今月より約4か月間、歌手活動を休止することとなりましたので、ご報告致します」

「宮沢和史は、数年前より首の痛みに悩まされておりました。これまで、痛みをこらえながらも活動を続けてまいりましたが、ここ数か月の間で症状が悪化してしまったため、あらためて専門医のもとで精密検査を受けた結果、『頸椎症性神経根症』により静養及び手術が必要と診断されました」

宮沢和史はそのような状態でも休まずにファンの前で歌い続けたいと願ったが、診断結果を受けて宮沢本人と家族、関係スタッフで話し合い、一日でも早い回復を目指して治療に専念するために活動休止を決定したという。

宮沢はコメントで、デビュー以来24年間、立ち止まる事なく走り続けてこれたのはファンや関係者のおかげと感謝する。「しかし、長年走り続けた無理が知らぬ間に蓄積していたのでしょうか、ここへきて、身と心がガタガタと軋み始め、悲鳴を上げるようになってしまいました」と症状の悪化を伝えた。

「頸椎症性神経根症」とは首の痛みだけでなく腕や手指のしびれが出ることも多く、痛みは軽いものから耐えがたいものまであるという。症状は片側に出ることが多く、前述の皇后さまも4月の園遊会で首の左側などに痛みを訴えられていた。

軽度の場合は経過観察で様子を見るが、仕事や日常生活に支障があるほど強い痛みがある場合、また運動麻痺が強い場合や保存治療が無効な場合などに手術をすることもある。皇后さまは2005年に頸椎症と診断されてから8年を経て、今年1月の定期検診で病状の進行が確認されている。宮沢和史も病状の進行が考えられることから、今回の歌手活動休止による治療への専念は適切な判断といえそうだ。

宮沢はコメントを「日本列島が緑に染まり始める頃を目標に、もう一度スポットライトが浴びられるよう、しっかりと静養させていただきます。今まで以上に元気な宮沢になって戻ってきます」と締めくくっており、治療へも彼らしい意気込みを感じる。きっと病状を克服してくれることだろう。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)