ロックバンド・ポルノグラフィティの2人が月刊音楽情報誌『WHAT’s IN?』のロングインタビューに応え、彼らの歴史、現在の思い、未来への展望などを語った。その中で、岡野昭仁はボーカリストとして声に悩み、ギタリストの新藤晴一も表現方法が分からなくなったことを告白している。
メジャーデビュー15周年を迎えたポルノグラフィティが、11月14日発売の『WHAT’s IN?』12月号の表紙巻頭に登場している。誌面では15周年にかけて15大企画を展開しており、キーワード・トーク、発売当時の本人コメントで振り返る全曲解説、今年初めて行った海外公演での裏話、ふたりの相性診断をする“ドキドキ☆Feeling Couple☆”企画などファンには楽しみな内容が満載だ。
なかでも彼らの歴史、現在の思い、未来への展望などを語るロングインタビューは貴重な内容となった。メジャーデビューシングル『アポロ』以来、ボーカリストの岡野昭仁はパンチが効いた伸びのある歌声でJ-POP界を牽引してきた。そう、誰もが思うはずだ。
だが、その岡野昭仁がインタビューの中で「ロックが似合うしゃがれ声じゃないし、低音が効いた深みのある声でもない。そこが表現できないという悩みが一時はありました」と告白している。
ポルノは『サウダージ』、『アゲハ蝶』、『メリッサ』と高い評価を受けてきた。15周年となる今年の9月には38thシングル『青春花道』、10月に39thシングル『東京デスティニー』をリリースしていずれも好調だ。それだけに、どの段階で岡野が悩んでいたのか気になる。
ギタリストの新藤は、「いざやりたいことをやれる環境になったら、そこを前面に押し出すのが怖くなった。どっちが自由かわからなくなりましたね」と過去の悩みを明かしているが、そんな編成の変化にも関係しているのではないか。
ここ数年の彼のギタープレイはしっかりと自己主張しているようだ。それはインパクトのある岡野のボーカルに対して、ポルノグラフィティとして自分なりに主張する道を見出したかのようにも感じる。
15年という時を経て、今のポルノグラフィティにまで成長した2人だけに、昔の悩みも明かすことができるのだろう。そんなロングインタビューの詳細が読める『WHAT’s IN?』12月号は現在発売中だ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)