興行収入40億円突破が確実と囁かれるほど、好調な滑り出しを見せている三谷幸喜の最新作映画『清須会議』。三谷は映画の宣伝で『笑っていいとも!』のゲストとして登場したのだが、その際に彼が施した耳の特殊メイクには大きな反響があった。しかし彼はもうひとつある仕掛けをしていたことが、『いいとも増刊号』で明らかになった。
三谷幸喜が11月8日放送の『笑っていいとも!』の“テレフォンショッキング”に出演したが、その際にしていた耳の特殊メイクがYahoo!の急上昇ワードになるほど大きな注目を集めた。10日の『笑っていいとも!増刊号』では、そんな三谷とタモリの会話のダイジェストと共にCM中の2人の会話が放送された。
まず三谷が「福岡市長さんが元アナウンサーの方で」と、自身が福岡でトークショーを行った際に司会を務めていた福岡市市長の高島宗一郎氏をタモリに紹介した。するとタモリが「オレの小学校の同級生の息子なんだよ。親父もアナウンサーだったんだ」と話し、三谷と会場の観客を驚かせる一幕もあった。
その後、三谷は「あれやっていいですか? CM明けでものすごい盛り上がっているフリ…」と提案し、それに対してタモリも笑いながら「いいよ」と快諾した。そしていざCM明けになると、三谷が「こんなのが3つ。信じられない」と大きく身振りを加えながら力説し、それをタモリが手を振って笑いながら否定する打ち合わせ通りの様子が放映された。
8日の放送ではCM明けの場面が2回あったのだが、そのたびに三谷とタモリは2人がCM中に盛り上がっていたことを視聴者に推測させるという“フリ”を見事に演じきった。いったいどんな話題で盛り上がっていたかを気になった視聴者も多かっただろうが、その裏には“三谷マジック”が仕掛けられていたのである。作品同様、自らが出演する番組でもサービス精神旺盛な三谷であった。
(TechinsightJapan編集部 TORA)