人気プロレスラーとして活躍したハルク・ホーガンも、すでに60歳。現在もビジネス・ベンチャーに乗り出すなど話題が尽きないが、そんなハルクにも過去には「自ら命を絶ったほうが楽になれるのではないか」と思い詰めた時期があったという。
このほど米人気番組『Oprah: Where Are They Now?』に出演したハルク・ホーガンは、そこで自らが出演していたリアリティ番組『Hogan Knows Best』が打ち切りになった頃「実は自殺願望があった」と衝撃的な告白をした。
「酷い状況になってしまったんだ。何もかも一度に起こってしまったからね…。」
そう当時を振り返るハルク。その頃のハルクはトラブル続きで、2007年に番組が打ち切りになり、さらに息子ニックは交通事故を起こし同乗していた男性を生涯介護の必要な状態にしてしまう、また妻との結婚生活が破たんするといった出来事が続き精神的にかなり参っていたそうだ。ハルクは深酒にハマり、ついには「死ねば楽になれるんじゃないか」とまで思い詰めたと言う。
だが、そんなハルクの気持ちを一転させる出来事が起きた。それは大晦日のこと。マイアミのレストランで家族・友人らと会食したものの、不平不満ばかりの会話にウンザリし、ハルクはたまらず外に出た。
「その時だよ。ある子供が俺の元に走り寄って来て、抱きつくなりこう言ったんだ。“あなたを見て育ちました。パパはいないけど、あなたはパパのような存在です”ってな。他にも“ハルク、みんなが君のことを愛してるぜ”なんて言ってくれた人もいた。」
これがキッカケとなり、ハルクは「ネガティブな気分でいるなんてもうウンザリだ」と思い直すことができたそうだ。ファンの言葉に救われたハルクは、2009年に離婚。その翌年には再婚し今に至る。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)