歌舞伎役者の市川海老蔵 (35歳)が25日、都内で行われた『市川海老蔵 古典への誘い』製作発表会見に登場した。「伝統芸能をよりわかりやすく多角的に味わってほしい」と自ら企画、2012年にスタートし、来る2014年3月に3回目を迎える。今回の公演では海老蔵の長女・麗禾ちゃんが初舞台を踏むことが発表されている。海老蔵は“親ばか”を自称したうえで、「稽古は妻(麻央)の胎内にいる時から行っていた」と愛娘の初舞台に目を細めた。
今回の公演で特に注目されるのが、市川海老蔵・小林麻央夫妻の長女・麗禾(れいか)ちゃん(2歳)の初お目見えだ。来年3月6日から5日間にわたり、熊本県の八千代座での公演で初舞台を踏む。
「歌舞伎の稽古は妻(麻央)の胎内にいたころから始まっていた。なんとなく(歌舞伎の世界を)分かっていたのだと思う」と語り、すでに歌舞伎役者のDNAを感じるとしながらも、「気分によっては(出演を)無理強いできない。(毎日出てもらうために)くまモンに出演をオファーしている」ことを明らかにした。
すでに麗禾(れいか)ちゃんは、歌舞伎の口上を覚えているといい、「団十郎です」「海老蔵です」足を出して見えを切る姿に「おお!」と感心すると「親ばかですが」と自称した。
また今回は東北各地での公演も予定されており、「本当はすぐに被災地に行きたい気持ちはあった。自分ができることを自問自答していた。うかがえるのはありがたいこと。歌舞伎役者としてできる支援をこれからも続けていきたい」と語った。
『市川海老蔵 古典への誘い』は2014年3月6日(木)~25日(火)観世能楽堂他 全国7都市で上演。
(TechinsightJapan編集部 村上あい)