アジア発!Breaking News

writer : fujikawa

【アジア発!Breaking News】「全ては奢侈品のため」。中国・小動物繁殖の実情。専門家は「子どものトラウマ」を指摘。

中国・陝西省西安市に位置する南王村では、青キツネ、赤キツネ、タヌキなど毛皮が利用できる動物の繁殖を行っている。これらの小動物は毎年11月末から12月初めまでに集中して屠殺され、毛皮が剥ぎ取られた後、毛皮商人に売られていく。これから中国の非人道的な動物屠殺の現状をお届けする。

この村ではキツネやタヌキなどの繁殖を開始して10年ほど経つ。繁殖世帯は数十軒ほどあり、村全体で数万匹を繁殖している。この村には屠殺場が無く、繁殖農民たちは自宅庭の木の下で小動物を屠殺する。多い日は一日に200~300匹の動物を屠殺しており、繁殖区一帯は血の生臭さが充満している。

「どういう方法で動物を殺しているのか?」という問いに、繁殖農民の王さんは、「棒で動物の頭をたたき撲殺している。それでも死ななければ足で動物の首を踏みつけ窒息死させている。これがこの村の屠殺方法さ。今では慣れたもので、屠殺過程を見ている孫たちも逃げ回らなくなったよ。キツネやタヌキの毛皮など奢侈品を買う人がいるから、俺たちも生きていけるんだ」と語った。肉から毛皮を剥ぎ取った後、毛皮は毛皮商人に買い取られ、肉は繁殖しているキツネやタヌキの餌になる。

中国では農民の低所得対策として、政府が動物の繁殖を奨励しており、毛皮養殖業への転業を勧めている。しかし問題なのは、中国では動物を扱うことへの倫理的考え方がほとんど無いところだ。先進諸国では動物の繁殖環境が人道的かどうか、屠殺にかかる時間は速いかどうか、屠殺は必ず電気ショックでなければならないなどの厳しい基準がある。この基準が高すぎて、先進諸国の毛皮繁殖業は減少しているそうだ。

アジア動物保護団体中国地区の張媛媛責任者は、「動物の屠殺過程を幼少から見ている子供たちは精神的な傷を負っており、動物虐待や家庭内暴力を起こす可能性がある」と述べた。

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(TechinsightJapan編集部 藤川)