EU発!Breaking News

writer : tinsight-yokote2

【EU発!Breaking News】遊園地が新ジェットコースターのテストライダーを公募。選ばれたのは11歳の少年!(英)

好きな人にしてみればまさに夢のよう、本当に誇らしげな話であろう。このほどイギリスのとある遊園地が最新型のジェットコースターをデビューさせるにあたり、そのテストライダーを募集。選ばれたとても幸運な1名は、なんと11歳の少年であった。

遊園地に行ったら、フリーパスを手にジェットコースターばかり乗りまくる、そんな男女が多数応募したとあるコンテスト。イングランド南岸ハンプシャー州ニューフォレストにある「Paultons Park」という遊園地が、開業30周年を記念して最新型のジェットコースターをデビューさせるにあたり、試乗するテストライダーを募集したのだ。

一次審査は志望動機を書いたエッセイの提出により行われ、そこで選ばれた300名の中から“将来はスリルライドの設計者となってアメリカの遊園地に進出したい”との夢を持ち、「Paultons Park」を愛してやまないというバークシャー出身の11歳の小学生、アダム・ウィルシャー君が、栄えあるテストライダーの座を獲得した。当日は30代の両親と兄ベン君、弟のオスカー君が彼のその様子を見守ったという。

英紙『デイリー・ミラー』電子版は、アダム君がこのほどその園を独り占めし、2時間半かけて60ほどの乗り物の全てに挑戦したことを伝えている。彼は記入用紙を挟んだクリップボードを小脇に抱え、ジェットコースターやログ・フリューム(“スプラッシュ・マウンテン”に代表される丸太ボートで水路上を進むスリルライド)などにも真剣な面持ちで乗り込み、用紙に次々と感想を記入していったのだ。

「オペレーターの説明を聞きながらコントロールボックスの操作を見せてもらい、その走行ルートに障害物が落ちていないか、電気系統は正常に作動しているかなんてチェックも欠かさなかった。“Official Ride Tester”って書かれたユニフォームを着せてもらって、全ての乗り物をこんな風に楽しめるなんて最高の一日だったよ。」

アダム君のその時の様子については、いずれ公式ウェブサイトで発表されるという。ちなみに彼の最大のお気に入りは“Cobra(コブラ)”という名のコースター。「すごいスピードとスリルで思わず3回も乗っちゃった」そうだ。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)