来年3月終了を発表した、フジテレビ系の長寿番組『笑っていいとも!』。お笑いコンビ・麒麟の川島明は7年ほど前、同番組に出演した思い出をブログに綴っている。それは相方の田村裕の風貌が招いた悲劇だろうか。彼は当時のプロデューサーから、理不尽な理由で叱られたのである。
「笑っていいともに出てる人間こそ芸能人だ」。子供の頃の川島明が、こう思い込むくらいの番組だったという『笑っていいとも!』。芸人として出演が決まった時は「それはそれは震えあがりました」と、10月23日のブログ『川島明のなんとなくにっき』に当時の心境を綴っている。
ブログによると緊張しながらステージに立った川島に、タモリは「君、台湾の獅子舞みたいな顔してるね」とつぶやいたという。一方、田村には「…流木?」だったそうだ。
どうやらタモリは田村に興味がわいたらしく、2度目の『笑っていいとも!』出演時には「ん~、う○こみたいだね」と田村を比喩した。すると他の出演者もしきりに田村を「う○こ」といじり、番組は大いに盛り上がり終了したらしい。
放送終了後、麒麟の楽屋に当時のプロデューサーが訪ねて来た。てっきり笑顔で労いの言葉をかけてもらえるかと思ったのだが、彼はとても怒っていたのだ。「うちはお昼の生放送だよ! わかってんの?」と当り散らし、“う○こ”で笑いをとるなと厳重に注意して楽屋を出て行ったそうだ。その時、田村は“室内犬のような目”をしていたという。どうして彼が叱られるのか、気の毒でならないが今では笑える思い出なのだろう。
川島はタモリが描いてくれたという、彼の似顔絵を額に入れて自宅に飾ってあるそうだ。生放送中にノートに描いた落書きのようなものらしいが、川島はとても大切にしている。世界にひとつしかない、彼の大事な宝物だ。
(TechinsightJapan編集部 みやび)