10月26日に日本武道館で行われた『めざましライブ』で、森高千里とゴールデンボンバーの歌広場淳による異色コラボが実現した。歌広場はエアベースとして見事なエア演奏を披露。ステージを終えると「本当にバンドって楽しい」と感想を語っている。
フジテレビ・朝の情報番組『めざましテレビ』による全国ツアー『めざまし LIVE ISLAND TOUR 2013』のファイナル公演が、10月26日・27日に日本武道館で開催された。
10月29日の『めざましテレビ』では、ファイナル初日・26日の公演を取り上げた。トップバッターのきゃりーぱみゅぱみゅに続いて、2番手を務めたのが金爆ことゴールデンボンバーだ。ステージ前の舞台裏で鬼龍院翔は「普通のライブと違って規制が厳しいので、“めざまし”らしい演出を考えている」と話しており、樽美酒研二にいたっては「みんなで裸祭りだ!」と宣言して冷や冷やさせた。
1曲目の『Dance My Generation』から観客もアナウンサーも踊ってノリノリだ。MCでは樽美酒が「最近、犬を飼い始めてちょーカワイイんです。“きょうのわんこ”のコーナーに出したくて、連れてきちゃいました」と話していた。すると、舞台袖からその樽美酒が白タイツのお尻に犬の顔を描いて、握り拳を股間に挟んで口に見立てて登場したのだ。
金爆の“めざまし”らしい演出で盛り上がった会場は『女々しくて』のダンスを一体となって踊り、きゃりーぱみゅぱみゅで火がついたライブがさらに燃え上がった感じだ。しかし樽美酒に負けじと、活躍したメンバーがいたのである。
次にステージに立つ森高千里は、舞台裏で女子アナから黒を基調にしたシックでセクシーな衣装を絶賛されると「個性的なメンバーが一緒なので、私も負けないようにと思って」と返していた。
その森高千里が1曲目の『臭いものにはフタをしろ!!』を歌い終わり、「みなさん気づいたかな? ベース!」と口にすると観客が沸いた。ベースを肩からかけていたのは歌広場淳だったのだ。森高は改めて「ゴールデンボンバーから参加してくれました。歌広場淳!」と紹介しながら、「みんな気づいてなかったみたいですよ」と彼に振った。歌広場がサングラスをはずして「本当に、僕が何でここにいるのか分からないですけど。弾けないのにホントすみません!」とあいさつすると、観客は大きな拍手で応えてくれた。
その後も森高千里がしっとりと歌う『雨』の後ろでベースを弾く(実は弾いていないが)歌広場は、一流のベーシストに成りきっていた。彼女がノリノリで歌った『ララ サンシャイン』では、歌広場も笑顔さえ見せていたのだ。
ステージを終えた歌広場は、舞台裏でマイクを向けられて「最初は森高さんからオファーをいただいて、僕が出ることで他のバンドのみなさんが弾いてない風に見えるのではないかと不安になって、お断りしようと思った」と明かす。だが「こんな機会は滅多にないので、勇気を出してチャレンジしたらすごく楽しかった」という。
いつもはゴールデンボンバーのエアベースとしてパフォーマンスしている歌広場だが、今回はエアベースではあるが他は本物のバンドマンなので新たな体験となった。彼は「本当にバンドって楽しいなと思いました」としみじみと語っていた。
『めざましライブ』ファイナル初日のトリは、ゆずが『夏色』や『栄光の架け橋』など名曲の数々を披露して、会場の雰囲気も最高潮に達したかに思えた。ところが、最後の最後に出演者とアナウンサーたちがそろってゆずの『LOVE&PEACH』を踊ってさらに盛り上げていた。喜矢武豊は緑のタイツに身を包み、ガチャピンならぬ“ガチュピン”となって登場。金爆が最後まで見せ場を作ったのだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)