イタすぎるセレブ達

writer : kohara

【イタすぎるセレブ達】トム・ハンクス、「自分の出演映画は1回しか観ない。でも、あの作品は別!」

多くの映画ファンに名優と称される俳優トム・ハンクス(57)は、これまでに『めぐり逢えたら』(1993年)や『ユー・ガット・メール』(1998年)など、多数のヒット映画に主演し成功を収めてきた。しかしそんなトムにとって過去の作品は“過去のもの”、何度も観て撮影当時を振り返ることはしないという。

過去の大ヒット作品を、自宅に設置した豪華ホームシアターでワインを片手に鑑賞。そんなイメージのあるハリウッドの一流俳優たちだが、トム・ハンクスについては「過去の作品? もう勘弁して」といったタイプだという。このほど英誌『ShortList』のインタビューに応じたトムは、こんな風に語っているのだ。

「自分が出ている昔の映画なんて、僕はまったく観ないね。自分の演技を観たりする奴がホントにいるのかい? そんなの狂気の沙汰さ。どの作品も一度は観たけど、もう観る必要はないよ。」

再び観ない理由は、「観ても映画が変わるわけじゃない」とトムはクールに述べている。

しかしそんなトムにも、「何度も観てみたい!」と願うほど思い入れのある作品があるそうだ。それは女優リヴ・タイラーらの出演で話題を呼んだ青春映画『すべてをあなたに(原題:That Thing You Do!)』(1996年)。トムは監督、脚本を手がけたほか出演もしており、情熱をかけて制作にあたった同映画は今も特別な作品だという。

「今後も温かい気持ちで観るだろうな。僕自身はそんなにたくさんは出ていないんだけど。あの映画の仕事は実に楽しかったよ。今でも観るたびに頬が緩むね。」

すでに60歳に近い年齢に達しているトムだが、映画人としての活躍はまだまだ続く。今後も数々の映画出演が控えており、その勢いは年齢を重ねて円熟味を増しさらに加速しているようだ。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)