2009年に、50歳という若さにして急逝してしまったマイケル・ジャクソン。そんな彼が生前とても親しくしていたのは、女優エリザベス・テイラー(享年79)である。リズもまた2011年に亡くなったが、彼女とマイケルの仲の良さにマイケルの実母キャサリンさんは狂おしいほどの嫉妬心を抱いていたようだ。
マイケル・ジャクソンが突然天国に旅立った2009年6月25日、世界中のファンが悲しみに暮れる中、マイケルの親友であった女優エリザベス・テイラーもまた大変なショックを受け憔悴しきっていたという。
そんな2人はとても親しく、マイケルは生前リズのことを「僕の“surrogate mother”(母親代わり)」と呼んでいたほど。これにマイケルの実母キャサリンさんは激しく嫉妬。マイケル宅を訪問した際も「リズが座った場所になんか座るもんですか!」と言うほど、嫌悪感をあらわにしていたそうだ。
マイケルとリズが親しくなったのは、リズがマイケルのショーを観に行ったことがキッカケになったと言われている。一部メディアによると、このショーの最中にリズは退席。理由は「よく観えなかったから」であったが、それを知らぬマイケルはかなりのショックを受け涙声で電話をかけ理由を聞いたとのこと。この電話での会話で盛り上がった2人は急接近し、以降、数十年に渡り実の親子のごとく絆を深めていった。
ちなみにマイケルは長男プリンス君と長女パリスちゃんのゴッドマザーにリズを指定。それほどまで自分を慕ってくれたマイケルが亡くなりリズは大打撃を受け、「心も精神も打ち砕かれた」とツイートしている。その後リズはマイケルの葬儀に出席しておらず、それを“自らの決断”とツイートしたものの「遺族が葬儀への招待を拒んだ」と伝えるメディアもあった。
命がけで産んだ我が子が、いつしか他人を“母親代わり”と呼び溺愛するようになっていたのだ。キャサリンさんが「息子を盗られた」と感じ嫉妬していたとしても、それは仕方がないことだったのかもしれない。今はマイケル、リズともにこの世にはいないが、キャサリンさんの心はまだ亡き息子への想いで溢れている。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)