お昼のお茶の間に親しまれた『笑っていいとも!』が、来年の3月いっぱいで終了することが分かった。10月22日に番組内で発表され情報が全国に伝わると、ツイッターでも大きな反響が起きている。「自分でもこんなに淋しいショックを受けるなんて意外だ」といったつぶやきのように、ダメージを受けた者も出ている状況だ。
10月22日(火)の『笑っていいとも!』で番組のエンディング前に突然、木曜日レギュラーのはずの笑福亭鶴瓶が姿を現し「聞いたんやけど、『いいとも』が終わるってホンマ?」と言い出した。バナナマンなどぼう然とするレギュラー陣を前に司会のタモリが「3月いっぱいで終わります」とそれを認めると、会場から悲しみのどよめきが起きた。
1982年10月4日から、タモリが司会を務めて32年続いた『笑っていいとも!』だったが、ここ数年はネット上でも「おもしろくなくなった」などの声が出ていたのも事実だ。名物コーナーの“テレフォンショッキング”も従来のゲストが次のゲストを電話で紹介するという“友達の輪”パターンから、番組が依頼したゲストをタモリが紹介するというものに変わっていた。
最近では、コーナーの1つをタモリが出演せずにレギュラーメンバーだけで仕切るという新しい試みもされており、番組制作側も『いいとも!』の在り方を模索していることが伝わってきた。番組終了の真意は分からないが、そうした状況が影響している可能性はありそうだ。
いずれにしろ、やはり国民的長寿番組の終了発表には多くの視聴者がショックを隠せない状況だ。ツイッターでは「NHKニュースにも取り上げられるぐらいの大事件だったんだね。いいともロスになりそうだよ」と“あまちゃんロス症候群”ならぬ“いいともロス”について不安を訴えるつぶやきが少なくない。
「いいとも終了は、心にずしんと来ます。いいともロス症候群になるかも」、「あまロスにはならんかったけど、いいともロスにはなりそうでコワイ」といったつぶやきが止まらず、視聴者は残り半年近くの放送期間で心の準備をした方が良いかもしれない。
NHK連続テレビ小説『あまちゃん』のクランクアップから2か月半以上経った今、能年玲奈が「あまロスに陥りました」と明かして話題となったが、タモリ自身が“いいともロス”になることも考えられる。タモリの性格上、杞憂かもしれないが、それでも32年続いた番組が無くなれば、タモリだけでなく笑福亭鶴瓶や関根勤、SMAPなど長年関わった出演者にもなんらかの影響が出そうで心配だ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)