歌手で女優の今井美樹(50)が、夫であるミュージシャンの布袋寅泰(51)からエンゲージリングを受け取った時の心境を語った。布袋との“結婚”という未来を思い描いていなかったという今井。彼女に“それ”を決意させたものとは何だったのだろうか。
10月26日の『嵐にしやがれ』(日本テレビ系)に出演した今井美樹。彼女の50歳という年齢に、嵐をはじめスタジオの観客席から驚きの声があがる。スレンダーな体型が際立つ黒のスリムパンツと、現在滞在中のロンドンで購入したという果物がプリントされた黒のトップス。自前の衣装で登場した今井は、相変わらずスタイリッシュであった。
今井が33歳の時に布袋寅泰が作詞作曲した「PRIDE」を歌い、160万枚を超える大ヒットとなる。彼の音楽性を含めた人間としての魅力に陶酔していた彼女だったが、結婚は考えていなかったらしい。2人の心は通じ合っていたが、“お互い暗黙の了解”で避けていた話題だったと話す。
だがある日、「僕たち、これからどうする?」と布袋から切り出された。それは彼女に結婚の意志を問う言葉だった。動揺した今井は“考える時間が欲しい”と、「1年間(返事を)待って」と彼に頼んだという。それから1年ぐらいが過ぎた今井の36歳の誕生日のこと。ライブの映像作りで多忙だった今井を、「誕生日を祝おう」と布袋は呼び出した。そこで布袋から「僕は将来、海外に行きたいと思っている。君も一緒に頑張っていけるかどうかを聞きたい」と、改めて結婚の意志を問われたのだ。
1年間考えてきて、今井は実は結婚を断るつもりだった。だが返事を待つ布袋を目の前にした時、気持ちに変化が起こる。「ステージに立つこの人の近くに、いられなくなる。」という辛さや悲しみは、想像すらしたくない。その瞬間、彼女は布袋と一緒に人生を歩んで行くことを選んだのである。そして今井が結婚する意思を固めると、布袋は用意してきた指輪の箱を取り出したという。
終始微笑みを絶やさず、プロポーズにまつわる話を語った今井美樹。視聴者だけでなく、夫である布袋やひとり娘に対しても、強いメッセージが込められていたように感じられた。
(TechinsightJapan編集部 みやび)