日曜劇場『安堂ロイド~A.I. knows LOVE?~』で主演する木村拓哉が、共演する大島優子とのエピソードをテレビ番組『王様のブランチ』で明かした。大島はドラマの撮影を前に、木村に改めて「はじめまして、大島優子です…」と挨拶した。彼女は新たな気持ちで今回のドラマに臨む決意を込めたのだ。だが、木村はそんな彼女に意外な返事をしたという。
10月13日に初回が放送された『安堂ロイド~A.I. knows LOVE?~』(TBS系)は、平均視聴率が19.2%(関東地区・ビデオリサーチ調べ)で最高瞬間視聴率は21.5%と好調なスタートを切った。第2話の放送を前に、19日の『王様のブランチ』では“ここだけ安堂ロイド”のコーナーで木村拓哉と大島優子にインタビューを行った。
大島優子はこのインタビューで、「8歳の時に木村拓哉さんから抱っこされた」というエピソードを明かしている。彼女が8歳で出演したドラマの撮影をしていた時に、隣のスタジオで『SMAP×SMAP』の収録が行われていた。当時からSMAPファンだった大島がスタッフに「一目でいいから見てみたい」と頼んだところ、木村が出て来て抱っこしてくれたというのだ。
このエピソードは、10月11日にラジオ番組『木村拓哉のWhat’s UP SMAP!』(TOKYO FM)で木村も大島から聞いたと証言している。『王様のブランチ』のインタビューで大島から「お話したいことがあります」と告白された木村は、「マジで? これ、カメラ止めるべきでしょう!」と驚いていたので彼自身は覚えていなかったらしい。
今回、『安堂ロイド』で共演が決まった時には、大島の家族も「あの時に抱っこされた木村さんと、今度は妹役になるなんて」と喜んだそうだ。その大島がドラマの撮影を前に、木村に挨拶した。彼女は「はじめまして、大島優子です。よろしくお願いします」と改めてけじめをつけたが、木村はそれを見て“クスッ”と笑っただけだった。そのことを根に持つ大島に、木村は「さんざっぱら会ってるじゃない」と返している。彼からすると、歌番組やバラエティでいつも顔を合わせているので吹きだしてしまったのだろう。
しかし大島優子が、「木村さんは(沫嶋黎士の役として)何か癖とか考えていますか?」と聞いてきた時には木村も驚いた。「ボヤーっとしかまだ考えてないけど…」と彼が答えると、大島は「妹役なので癖とかあれば、ぜひ参考にしたいと思って」と意欲満々だった。
はじめての挨拶で、すでに大島はそこまで役作りをしていたのだ。木村は「彼女はチューニングが終わってたけど、僕はまだ弦の張り替えも終わってない状態」とギターの弦にたとえて大島を絶賛したのである。
木村拓哉は20日に放送される『安堂ロイド』の第2話について、「(大島優子が演じる妹の)沫嶋七瀬がメンタル的に追い込まれる」と明かしている。木村も評価する大島優子の演技が見どころとなりそうだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)