“美しすぎる王子様”と称されてきたモナコ公国のアンドレア・カシラギ王子と、コロンビア人大富豪のご令嬢であるタチアナ・サント・ドミンゴさんの、洋上での華麗なる婚約が報じられたのは昨年7月のこと。そんな2人が先週末ついに結婚式を挙げた。
モナコ公国のレーニエ3世とグレース・ケリーの孫にあたり、母カロリーヌ(=キャロライン)公女が再婚したイタリア人実業家のステファノ・カシラギ氏との間に産まれたのが、アンドレア・カシラギ王子(29)。長く美しいブロンドの髪を風になびかせて歩く彼はまるでモデルのよう。『People』誌による“世界でもっとも美しい50人”に選ばれたこともある。
その王子が8月31日、予想より数か月遅れではあったが、コロンビアの大富豪のご令嬢であるタチアナ・サント・ドミンゴさんと結婚式を挙げたことを英紙『デイリー・テレグラフ』が伝えている。式は1215年に建てられた「Prince’s Palace」と呼ばれるモナコの有名な宮殿で執り行われ、約350名のゲストを招待。昼食を兼ねた披露パーティはプールサイドで盛大に行われたもようだ。
2002年、王子の妹シャルロット公女も学ぶパリのカトリック系名門校「Ecole Active Bilingue Jeannine Manuel」に留学していたタチアナさんは、パリのインターナショナルスクールに通っていた王子と出会った。しかし当時の王子にはガールフレンドがおり、2人の本格的な交際スタートは約2年後であったという。
タチアナさんの家系はコロンビアで航空会社、新聞社、テレビ局などを運営する大富豪で、本人はニューヨーク生まれ。母ベラ・レフルスキーさんはブラジル人だが、やはり社交界で鳴らしたご令嬢だそうだ。米経済誌『Forbes』によれば、2011年に他界した祖父フリオ・マリオ・サント・ドミンゴ氏の遺産は約84億ドル。世界では108番目、コロンビアでは2番目に裕福だと評価された。
またタチアナさんがこれまで暮らしたのは他にもバリ島、ジュネーヴ、ロンドンなどで彼女は多国語に精通。学生時代は「ヒッピースタイルが得意」などと言われ、ニューヨークに留学して美術史の博士号を取得するとファッション系の仕事に就いた。王子もニューヨークに留学して「国際学」の博士号を取得しており、現在は一族の慈善活動団体の運営に当たっている。若い2人の今後の生活の拠点はパリになるという。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)