エンタがビタミン

writer : miyabi

【エンタがビタミン♪】ビートたけし、「俺、異常な“マザコン”」。女性にも母を求め続けた日々。

1999年8月、母親が亡くなった通夜の記者会見で「かあちゃん…」と絶句し泣き崩れたビートたけし(66)。人目もはばからず肩を震わせて涙を流す姿に、インタビューをしていた芸能記者がもらい泣きをしていた。この“母の存在”は、たけしが今まで好きになった女性たちにも深い影響を与えていたのだ。

「俺、異常な“マザコン”」と恥ずかしそうに笑いながら語る、ビートたけし。9月28日放送の『サワコの朝』(TBS系)にて放送100回記念のゲストとして登場したたけしは、他局のテレビ番組で15年以上も共演している阿川佐和子(59)との会話にご機嫌な様子だ。

兄姉と年が離れている末っ子のたけしを、母親のさきさんは溺愛していた。小学生の遠足にも「この子は吐きやすいから」と同行して、細々と息子の面倒を見ていたという。だが、たけし曰く「特別に体が弱かったわけではなく、やんちゃな方だった」そうだ。その後も優秀な兄姉と比べてはたけしの将来を心配し、息子が反抗期に入る年頃になっても母は小言を繰り返していたらしい。

たけしはそんな母親を疎ましく思い、大学生の頃は反発して家出をしたこともある。しかし今まで彼が好きになった女性は、妻を含めて全て母のように自分を包んでくれる人ばかり。「何やってんの、アンタ!」と生活態度を注意してくれる女性、つまりさきさんのような存在になってくれる人を求めてしまうのだ。

たけしの妻である元漫才師の幹子さんとは、最近になって週1くらいの頻度で食事を共にするようになったという。以前は用事がなければ、ほとんど連絡を取り合わなかった夫婦である。今でも妻と2人きりで会うのは“苦痛”だとたけしは語るが、それが本心で無いことは彼の表情が物語っていた。どんなに好き勝手をしても最後までたけしを待っていてくれた女性、それは妻の幹子さんと亡くなった母・さきさんになるのだろうか。
(TechinsightJapan編集部 みやび)