現在42歳、今では“強くたくましい父親”というイメージの強い俳優マーク・ウォールバーグも、かつては何度も警察の世話になり凄まじい青春時代を過ごしてきた。そのワルぶりは“不良少年”どころかまさに犯罪者。ベトナム人男性を襲撃し片目を失明させたのは、マークがわずか16歳の頃である。そんなマークも、立派に更生しハリウッドを代表する役者のひとりに、そして妻と4人の子を持つ大人の男性に成長した。そしてこのほどマークはある目標を達成し、ファンや関係者を大変喜ばせている。

俳優として、そして時にはプロデューサーとして素晴らしい才能を発揮しているマーク・ウォールバーグ。そんなマークはオンラインコースを受講し勉学にもチャレンジ、6月には無事に高校卒業資格を取得していたことが分かった。

マークは「オンラインで勉強ができる！」と知って以来、1年以上もの間勉学に励んだという。多忙な彼にとっては大変な経験だったそうだが、それでも諦めずに勉強を続けた結果、無事に高校卒業資格を取得。このほど「Taco Bell Foundation for Teens」のイベントにて、マークは以下のように語っている。

「これまでの人生で一番後悔しているのは、学校を辞めてしまったことです。」
「でも今の僕にはこんな見方ができます。つまりクールであるということは、善良な人間であること。そして正しい行いをすることなのです。僕は機会があるごとに10代の若者に話しかけ励ましています。とにかく高校までは卒業するんだよってね。そして今の僕には誇りを持ってこう言えます。僕は2013年度の卒業生として模範を示しているんだよ、と。」

9年生にして退学し、進むべき道を見失い戸惑ったマーク。それを深く後悔した結果、「今からでも勉強できる」と行動を起こしたマークは立派である。「もう学校は辞めちゃおうか」と思案している多くの若者が、彼の生き様に何かを感じたのではないだろうか。
（TechinsightJapan編集部　ケイ小原）