テレビのバラエティ番組で活躍している芸能人は、やはり高年収であった。子役出身の女優・遠野なぎこ(33)や元衆議院議員・杉村太蔵(34)もバラエティ番組への出演が多くなってから、大幅に年収がアップしたそうだ。
遠野なぎこは幼少期から児童劇団に所属、19歳の時にNHK朝の連続テレビ小説『すずらん』でヒロイン役に抜擢された。芸能界デビューしてから女優1本で活動してきた遠野が、バラエティ番組への出演が増えたのは2年ぐらい前のこと。「結婚から2か月のスピード離婚」や「“2股3股交際は当たり前”という恋愛観」を赤裸々に語ることで、トーク中心のバラエティ番組の常連となっていった。
9月10日放送の『有田とヤラシイ人々』(TBS系)に出演した遠野は「女優だけだった頃より、(年収が)3倍になった」と、バラエティ番組の出演料がいかに高いかを告白した。今ではバラエティ番組に出演するための努力は欠かせない。男の話ばかりでは飽きられると、日常生活で起こったことを細かくメモしてネタ作りに役立てているという。貯金も増えたという彼女は、お笑いコンビ・TIMのレッド吉田(47)の財テク話に興味津々だった。吉田は近年バラエティ番組への出演が減ったことで、収入源を補いたいとアパート経営を副業にしているのだ。その吉田の話では子どもと一緒にバラエティ番組に出演すると、子どもの分も出演料が支払われるために大変助かるそうだ。
また杉村太蔵は、今でも国会議員に返り咲くことを諦めていないと話した。しかし国会議員の平均年収が2896万円とされる中、彼曰く今の年収はそれを上回っているという。おまけにアベノミクスの恩恵で、株で大儲けしたそうだ。すると司会の有田哲平(くりぃむしちゅー)が、「(だから)国会議員やらないんだよ」と杉村の痛いところをついてきたのだ。
スタジオ収録のバラエティ番組は、拘束時間がそう長くはないのも出演者にとっては魅力らしい。昔は畑違いだと思われていた役者やモデル、そして医師や作家までもが出演者欄に名を連ねる時代である。バラエティ番組の出演枠を巡って、この秋の番組改編期も激しいバトルが繰り広げられたのだろうか。
(TechinsightJapan編集部 みやび)