エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】AKB48の歌声に救われた会社員。握手会で松井玲奈に「あなたは命の恩人です」

ある医療関係者のブログがAKB48ファンの間で話題となっている。心の病に苦しむ会社員が、AKB48の歌声に励まされて会社へ出勤できるようになったというものだ。こうしたAKB48グループにまつわる「悩みから救われた」というエピソードを耳にすることは少なくない。アイドルグループ・AKB48について賛否の声はあるが、彼女たちが人々に元気や癒しを与えていることも事実なのだ。

『つなごう医療 中日メディカルサイト』のコラム“青く、老いたい”で、9月12日に「音楽のエネルギー」と題されてそのエピソードは紹介された。概要は友人の会社員が数年前にうつ病となり会社に行くのも辛い状態だったが、娘さんと見たテレビ番組でAKB48の歌声を耳にして友情を歌ったその歌詞が心に染みた。それからAKB48の歌を聴くほどに励まされ、すっかりファンになった。やがて心も楽になって会社へ行くことも苦痛ではなくなった。

その会社員は自身の“推しメン”でもあるSKE48・松井玲奈の握手会に初めて行った時、涙ながらに「あなたは命の恩人です」と伝えたそうである。その後も彼は、松井玲奈や他のメンバーから握手会で励まされているという。

松井玲奈の握手会での件はAKB48ファンのサイトでも取り上げられており、「感動した」、「これは泣いた」、「玲奈の握手は人柄の良さが出てて癒されるもんな」といった感想が寄せられている。

また、東日本大震災で被災した女の子とSKE48の松村香織にも次のようなエピソードがある。その女の子が震災や津波の恐怖とトラウマで心が弱っていることを聞いた松村香織が、自分のファンだと知って「怖い時があったら、わたしを思い出して」というメッセージを送ったのだ。憧れの“かおたん”から励まされて、女の子の心は次第に癒されて改善していったというものだ。

戸賀崎智信・AKB48グループ総支配人は、イベント会場で設ける“支配人部屋”で被災地のファンから感謝の言葉をもらったり、楽曲について「“RIVER”を聞いて命を救われた」と伝えてくるファンもいると、明かしている。

AKB48についてはデヴィ夫人から「存在自体が嫌い」と評されるなど、ネット上で様々な批判を見かける。しかし一方で、彼女たちがひたむきに頑張る姿や楽曲から、元気をもらい癒されて苦しみから立ち直る人もいることは事実である。単にアイドルとしての歌や踊りだけではなく、今なお続けている毎月の被災地訪問やこうした出来事にも、もっと目を向けたいものだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)