かねてからオバマ大統領への強い支持を表明して来た歌手のケイティ・ペリー。今や人気No.1の歌姫が味方してくれる、これくらい嬉しいことはないようだ。大統領はこのほど彼女とのTwitterのやり取りの中で、若者にある大切な呼びかけを行った。
ニューシングル“Roar”のダウンロードが驚きの数字を記録し、現在絶好調の歌姫ケイティ・ペリーは立候補当初からオバマ大統領の大ファン。彼を支援するイベントの顔になることもしばしばで、資金と票集めに相当尽力していると言えよう。
そんなケイティは25日、ニューヨークで行われた『2013 MTV Video Music Awards』にトラの柄のブラをつけたボクサースタイルで登場し、特別に設置されたボクシングリングで“Roar”の初パフォーマンスを披露。縄跳びまで見せる彼女ならではの元気なトリとなった。
そんなケイティの姿をオバマ大統領も応援していたのであろう。猛獣のトラがヒーローさながらに吠える様子を歌ったその“Roar”に、翌日の昼には大統領が「Roarっていう言葉、君のお陰で流行りそうだね」と絶賛。「何百万人というアメリカの若者と同様にもしも君がまだ医療保険に加入していないのなら、10月1日から開始される医療保険購入制度(オンライン保険取引所)のサービスを是非とも利用して欲しい」と添えた。
ご存じの通り、アメリカでは保険に加入していない若年層の多さが深刻な問題となっている。全国民に健康保険の加入を義務付けたいとするいわゆる“オバマケア”を熱心に推し進め、ついに「医療保険制度改革法」を成立させた大統領。若者に強く支持されフォロワーも無数いるケイティとTwitterでやりとりする中で、なんとも賢くその重要な「お知らせ」を放ったのであった。ケイティがこれを援護したことは言うまでもない。他にもオプラ・ウィンフリー、歌手のアリシア・キーズ、ジェニファー・ハドソン、ボン・ジョヴィなどがその周知徹底のために、宣伝に一役買うことが決まっている。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)