「メンバーのアレックス・バンドがミシガン州で暴漢に襲われた」と警察に被害届を提出したものの、メディアや世間は「でっち上げだろう」とほとんど信用せず、激怒していた米ロックバンドの「ザ・コーリング」。幸いにも防犯ビデオにその証拠が残されており、捜査がスタートしたもようだ。

“Wherever You Will Go”のヒットで知られる米バンド「ザ・コーリング」のイケメンボーカリスト、アレックス・バンド（32）が暴漢に襲われたと被害を届けるも、今ひとつ信用されていないという話を先にお伝えした。しかし事態は一転、警察は防犯ビデオでその被害を確認したとして犯人像を公開し、本格的な捜査に踏み切った。

このほどバンドは音楽祭に参加するためミシガンのホテルに滞在したが、アレックスは18日未明に徒歩でコンビニに向かったところで複数の男に背後から襲われ、彼らの車内に引きずり込まれた。銃で脅され警棒で顔面を殴られた彼は、お金を奪われた上に線路脇に放置されてしまったという。この件について同州ラピーア郡ラピーア警察署は犯人は3人と特定し、その犯人像を以下のように公開。署の電話番号を添えて捜査への協力を広く呼びかけている。

・容疑者1＝銃を持った白人の男。推定年齢30歳。無精ひげを生やし、迷彩柄のキャップを後ろ向きにかぶっている

・容疑者2＝白人の男。身長が193cmほどあるもよう。ペコペコした態度が特徴

・容疑者3＝この男がブルーのミニバンを運転。肌は褐色

以上である。ちなみに今回の事件後、アレックスは鼻に絆創膏を貼り、上唇内部が赤くはれ上がった痛々しい自身の写真を公開したが、それは当初報じられた“顎を15針縫い歯が3本折れた”という被害内容とはかなり異なっていた。またメンバーを替えて再スタートをきった矢先ということもあって、話題欲しさのあまりバンドがお騒がせを企てたのではないかという「デッチ上げ」説も浮上していた。
（TechinsightJapan編集部　Joy横手）