江戸時代から語り継がれ、今も戦国時代のヒーローとして人気のある「真田十勇士」。この舞台が日本テレビ開局60年特別舞台として来年1月から東京と大阪にて上演される。この製作発表会見が27日、都内で行われ、主役の中村勘九郎をはじめ、共演の松坂桃李、比嘉愛未、真矢みき、加藤雅也らが登壇し、舞台への意気込みを語った。
今回の舞台では、猿飛佐助に中村勘九郎、佐助のライバル・霧隠才蔵に松坂桃李、そして女忍び・火垂に比嘉愛未など豪華キャスティングにも注目が集まっている。
この日、初めて顔を合わせたキャストたち。猿飛佐助が憧れのヒーローのひとりで「小さい頃は忍者ごっこもした」という中村は、共演者のパワーに熱気を感じたのか、汗を拭く一幕も。また、「初めての時代劇が舞台でよかった」という松坂は「忍びという裏方的存在に魅力を感じている。霧隠は一匹狼的存在で疑われやすいところもあるが、観客をドキドキハラハラさせられるのではないか」と役への印象を語った。
また、くのいちの比嘉は、今回が初舞台となる。アクションも披露することになるこの舞台では体力が必要だと感じたようで、「今日から腹筋100回やります。えっ、多いですか? では50回で」と体づくりに意欲をみせ、「初舞台というのは一回きりなので、悔いのないように頑張ります」と宣言した。
「真田十勇士」は、マキノノゾミが脚本、堤幸彦が演出を務める。これまでにも映画・ドラマ・舞台で演じられてきた「真田十勇士」であるが、マキノは「ひときわ印象に残る『真田十勇士』にしたい」とコンセプトを明かし、堤は「アクションの見せ方やプランは社外秘」としながらも秘策を練っているようだった。
「真田十勇士」は、2014年1月7日~2月2日青山劇場、2月7日~2月19日梅田芸術劇場メインホールにて公演。マキノと堤の2大クリエイターの初顔合わせのもと、伝説のヒーロー・十勇士たちが舞台狭しと活躍する熱い人間ドラマが繰り広げられそうだ。
(TechinsightJapan編集部 関原りあん)