現地時間8月5日のこと、歌手Usher（34）の息子のひとりであるアッシャー・レイモンド5世君（5）が、プール遊びの最中にとんでもない目に遭ってしまった。この日オバと一緒にいたレイモンド君は、プールの排水口近くに落ちていたオモチャを拾うため水の中に。そのとき排水口に腕がはまり、抜けなくなってしまったのだ。

メイドがプールに飛び込むもレイモンド君の腕は排水口から抜けず、メイドの絶叫を聞いた人々が駆けつけて溺死しかけていたレイモンド君を救出した。

その後集中治療室に運ばれたレイモンド君だが命に別状はなく、Usherや元妻でレイモンド君と弟の母タメカさんも一安心。だがタメカさんは事故直後「私に養育権を！」と言い出したために早速、養育権をめぐる公聴会が開かれた。

その中で、タメカさんはUsherが仕事で不在がちなこと、また子供たちに対する管理能力に欠けた世話人を雇っていることを指摘。「この際、主な養育権を私に！」と主張したものの、Usherの弁護人は「Usherは良い父親で子供たちはUsherのもとでスクスク育っている。このような事故は誰にでも起こり得るもの」と反論した。

またこの日タメカさんは、涙ながらに「息子の脳や心臓に障害が残ったかも」と述べるも、Usherは「医師団は回復を確信している」と猛反論。最終的に判事は「今後も主な養育権はUsherのものとする」とし、これまでの判断を覆すことはなかった。

その後Usherはタメカさんをしっかりとハグして優しく語りかけ、メディアに「立派な態度だった」と絶賛されている。まだ幼いレイモンド君が不運な事故に遭ってしまったが、無事に救助されたこと、また両親がひどくなじり合う事態にならなかったことは“不幸中の幸い”であった。
（TechinsightJapan編集部　ケイ小原）