23日、東京・渋谷区にてダイアナ元英国皇太子妃の半生を描く映画『ダイアナ』の日本語吹替版公開アフレコが行われ、ダイアナ元妃を演じる米倉涼子が登壇した。ピンと張り詰めた空気の中で、米倉はダイアナ元妃のような気品溢れる姿を披露した。
「噛んじゃいました。昨日からやっていますが、七転八倒です」と冒頭からアフレコの難しさを語った米倉涼子。「会話が多く、ダイアナは主張する方なので気持ちが伝わるようにと思っている」と明かす。取材陣からアフレコと女優業の違いを尋ねられると、「簡単に自分の体で表現することができないので、自分の呼吸ではないってことでしょうね。あと声がどんな風に聞こえるのか自分で思っていることと聞こえてくることでは随分違う」と言い、ひと呼吸おいてから力強く「苦しいです」とその苦労をこぼした。
ダイアナ元妃との共通点や共感できるところを聞かれた米倉は、意表を突かれた質問だったのか「えへへっ」と驚きをあらわにした。だが、「ダイアナのように高貴な人間ではないです。世間一般の家庭で生まれ普通に育ってきてますが、関係者に“人としては、似てますね”って言われました」と語った。また映画の中の“私は心で生きているんです”というくだりで、「ヨネさんってそうですよね」と言われ、「迷惑かけてごめんなさい」と取材陣を笑わせた。
皇太子妃になれたら?の質問には「なりません!」と即答し、理想の王子様は?と尋ねられると「38にもなると理想が増えすぎてどこからあげていいか分からないから、どなたでもいいです!」と米倉らしい回答で笑い飛ばしていた。
映画『ダイアナ』は10月18日(金)よりTOHOシネマズ有楽座ほか全国ロードショー
公式サイト http://diana.gaga.ne.jp/
(TechinsightJapan編集部 うめ智子)