俳優ライアン・オニールと今は亡き元祖セックスシンボル女優ファラ・フォーセットとの間に生まれ、超ダメ息子と言われてきたレッドモンド・オニール。彼が意外な変化を遂げてカメラマンをびっくりさせた。だがこの父と子は今、とても充実した日々を送っているのかも知れない。

マリブビーチで5日、俳優ライアン・オニールが今は亡き女優のファラ・フォーセットとの間に生まれた息子、レッドモンド・オニールと散歩する様子がキャッチされた。レッドモンドの激太りには驚くばかり。しかしこの明るい雰囲気はひょっとして…!?

父ライアンはもう72歳。10年以上前に「慢性白血病」と診断されながら果敢にも俳優活動を続け、TVドラマ『90210』や『Bones』にも出演。昨年春には「前立腺がん」をも宣告されたが、このほどは新作映画『Knight of Cups』でナタリー・ポートマンと共演するなど、まだまだ現役として頑張っている。

『チャーリーズ・エンジェル』で大ブレイクし、彼とついたり離れたりしながら長年事実婚の関係にあったファラ・フォーセット。「肛門がん」により2009年6月に62歳で他界したが、彼女が死ぬまで気にしていたのがこの息子の深刻な薬物依存であった。彼は10代から大麻やヘロインの不法所持で逮捕と刑務所暮らしを繰り返しており、ファラの臨終の知らせを聞いたのは檻の中、監察官が付き添って葬儀にだけ参列するという情けなさであった。

そのためこの写真（左下円内はビフォー写真）のレッドモンドには、「いつからそんな肉付きに」と驚く反面、肌の色ツヤも良いことから彼が薬物を完全に断ち、食欲が出てきたためとみることも可能。肥満自体には問題があるものの、最期においても息子を心配していた母ファラのためにも是非そうであって欲しいものである。

ちなみに父ライアンにも嬉しい話題がひとつある。彼はひいおじいちゃんになっていたのだ。5月下旬に休暇をシドニーの海辺で過ごしたようだが、そこでは48歳の息子グリフィンさんのファミリーと一緒で、TwitterとFacebookで公開された写真でライアンは膝にグリフィンさんの孫だという男の赤ちゃんを膝に乗せ、優しく微笑んでいた。

グリフィンさんと言えば、父ライアンが2007年に銃を向け発砲してしまった息子である。異母弟のレッドモンドが薬物依存にあることに腹を立ててグリフィンが暴行し、ライアンがこれに激怒。火かき棒でグリフィンに殴り掛かり、おまけに発砲して逮捕となった。こんなことがあっても親子の絆を見失っていなかったこの2人。孫やひ孫に囲まれながら温かい関係に戻れていたことは何よりである。
（TechinsightJapan編集部　Joy横手）