先日は俳優ラッセル・クロウがファミリー・バケーションの最中にTwitterをハッキングされ、大わらわであったことをお伝えしていた。どうも被害にあうセレブが増えているもよう。今度は「ワン・ダイレクション」のナイル・ホーランである。
超人気アイドル・グループ「ワン・ダイレクション(One Direction 以下1D)」のナイル・ホーラン(19)が10日、自らのTwitterのページを通じてファンにこのように呼びかけた。
「僕のこのアカウントがハッキングされてしまったんだ。全力を挙げて解決に向けて頑張っているから、皆も冷静に待っていてね。」
1Dのファンはなかなか利口で、ハッカーによるものと思われる異常なフォローやブロックの状況に気づいた者たちが、#NIALLCHANGEYOURPASSWORD (ナイル、パスワードを変更して!)という大変目立つハッシュタグを設け、ナイルにそれを知らせようと頑張った。また「“TwitLonger”を利用してハッキングの被害を突き止めた」という専門的なファンも2人いたようだ。
これに気づいたナイルはさっそくパスワードを変更したのであろう。Twitterをまた安全な状態に戻すことに成功したとファンに報告すると、「ハッキングした奴のことはマジで許せない」と怒りをあらわにしたが、ファンらの見事なチームワークには感謝感激という感じであった。
セレブはある意味ネット上の弱者であり、バッシングはもちろんだが、ハッキングのターゲットにもされがちである。ラッセル・クロウが2日に経験したTwitterのハッキング被害は、本人がログインしたところ、それまではなかった過激なヌード写真がページにデンと貼られていたというものであった。イメージや周囲との信頼関係が大きく揺らぎかねないこうしたハッキング被害。パスワードの強化以外に防ぐ方法はないものであろうか。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)