フランスにあるヌーディスト達のための有名リゾート地で8日午後、小型カメラを使いティーンの少女達を盗撮していた41歳のイギリス人の男が逮捕された。

フランス南部、地中海沿いにあるキャプ・ダグドは、夏の休暇の季節になると1日約4万人が海水浴を楽しむために集まるという有数のリゾート地である。だがこの地が世界的に知れ渡っているのは、単なるリゾート地だからではない。ここは海水浴場の一部をはじめ、スーパーや銀行などの様々な施設が全裸で過ごしたい人達、つまりヌーディストのために開放されているからだ。

ここで過ごすヌーディスト達を撮影することは固く禁じられている。だがそれにもかかわらずイギリスのイースト・サセックス州出身の41歳の男が、日光浴をする人々の間をうろつきながら隠し撮りの対象となる少女を探し、それが見つかると立ち止まり密かに撮影するということを繰り返していたと、フランスの日刊紙『Midi Libre』が報じている。

男の不審な行動に気づいたヌーディスト達は警察に通報。その後駆けつけた警察官によって、男が小型カメラを潜ませた全長約5センチのキーホルダーを所持しており、それを用いて盗撮を行なっていたことが明らかとなった。

既婚者であり4人の子供がいるこの男は、家族をイギリスに残して数日前から隣地マルセイランにホテルを予約し“休暇”を過ごしていたという。彼に対する裁判は、11月20日に南西部の街ベジエで行われる予定となっている。
（TechinsightJapan編集部　椎名智深）