6月5日未明、故マイケル・ジャクソン(享年50)の遺児パリスちゃん(15)が自殺未遂を起こしてしまった。その後パリスちゃんの養育・生活環境などの見直しを裁判所が決定。「このところ頻繁に会っている産みの母、デビー・ロウさんが養育者になるのではないか?」と報じるメディアも多いが、この件について「冗談じゃない!」と苛立つ家族もいるようだ。
今年に入り、産みの母であるデビー・ロウさんとの絆を深め、頻繁に会っていたパリス・ジャクソンちゃん。そんな彼女の養育環境が現在見直されているところだが、「デビーさんのもとに移り住むのでは?」との報道に苛立ちを隠し切れない家族もいるようだ。
“ジャクソン家と親しい人物”によると、デビーさんは「ただ目立ちたいだけ」とのことだ。「その証拠にデビーさんは、パリスの自殺未遂直後にメディアに語り出した」とも言う情報筋は、芸能情報サイト『TMZ』に対して以下のように証言している。
「そもそもデビーさんの目的が純粋なものなら、(メディアではなく)家族に話をしているでしょう。」
また情報筋は「デビーさんがパリスの保護者になるべく動けば、家族は断固として反対するはず」とも語っているが、この証言の信ぴょう性については疑問が残る。なにしろ、ここ何年もの間デビーさんは注目されることを避け静かに暮らしており、また自殺未遂のあった日から今に至るまで「私のところにパリスを引き渡せ」と要求すらしていないのだ。またデビーさんが「お金目当て」という話も全くないことから、一部関係者がデビーさんの意図を誤解している可能性もありそうだ。
だが生前のマイケルは、子供たちとデビーさんの交流を望んではいなかったという。またデビーさん本人も過去にTVインタビューで、「子供たち(パリスちゃん&プリンス君)は私をママとは呼ばないし、私もそう呼んでほしいとは思わない」、「2人を産んだのはマイケルを父親にしてあげたかったから」などと語っており、そういった経緯もあることから家族の一部が「今さらシャシャリ出て来るな」と苛立っていたとしても不思議ではない。
今後はさらに養育環境についての調査が進むというパリスちゃん。母を同じくする兄プリンス君、そして母の異なる弟ブランケット君のいるパリスちゃんにとって、最善の生活環境とは一体どういうものなのか。パリスちゃんはすでに15歳になっていることから「パリスちゃんの要望がある程度は聞き入れられそうだ」といった報道もあり、その決断に関心が集まっている。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)