「リアーナとカルーシェ・トラン、どちらの美女がお好き？」などと騒いでいる場合ではなくなった。保護観察期間中だというのに、クリス・ブラウンが深刻な違反行為を働いたのだ。法の定めを軽視した人間を待っているものは…!?

こちらでもお伝えしていたが、人気R＆Bシンガーのクリス・ブラウンが21日、スタジオに向かう途中のロサンゼルスの道路で若い女性が運転する車に追突する事故を起こしてしまった。しかし彼の黒のレンジローバーも女性の黒のメルセデス・ベンツも傷は軽く、怪我人も出ていないことから、警察に連絡することなく両者はその場を離れている。

当初はその女性とクリスはしっかりと情報を交換したと報じられていたが、どうやらそうではなかったようだ。芸能情報サイト『TMZ』がロス市警から得た情報によると、クリスは女性がIDの提示をせかすと非常に不機嫌になり、免許証の提示を求めてもそれは完全に拒んだとのこと。クリスが示した自動車保険の情報も有効なものではなかったそうだ。

クリスは2009年、当時の恋人リアーナの顔を殴るというDV事件により、5年間の保護監察付き執行猶予処分と6か月間の地域奉仕活動を言い渡され、いまだその観察期間中にある。ここで法に反する行為を働くと裁判所は厳罰を検討することになるが、クリスの場合は4年間の服役を命じられる可能性があるという。

またクリスはなぜ免許証の提示を拒んでしまったのか。これでは無免許運転の可能性を指摘されるだけである。若くて血気盛ん、ポルシェのハンドルを握ることが大好きなクリスについては、「5年間難なく過ごせるものか心配だった」との声も実際に出ており、この件に関するロス市警の調査結果が待たれるところである。
（TechinsightJapan編集部　Joy横手）