女優アンジェリーナ・ジョリーが2月に「両乳房切除手術」を受けていたことを告白し、ハリウッドにも大きな衝撃が走っている。これを受け、俳優である父のジョン・ヴォイトがメディアの取材に応じたようだ。
ジョン・ヴォイトとアンジェリーナ・ジョリーの父娘関係は、アンジーが1歳の時にジョンはよその女性の元へ走り、まったく家庭を顧みなかったことから長年断絶状態が続いていた。しかし孫の誕生もあり、2009年11月に両者は和解。今では三世代で旅行を一緒に楽しむ間柄になっている。
娘アンジーはご存じの通り、がん予防の目的から「両乳房切除手術」を受けたことをこのほど激白した。その決断には“なんと勇気のある”と称賛の声がやまないが、ジョンは娘の闘病生活を知っているとみえ、芸能情報サイト『Gossip Cop』の取材にはこんな風に語っている。
「3か月にわたるその医療プロセスにおいて、アンジーは子供たちを安心させることを最優先に考えていたし、その子たちの教育をおろそかにはしなかった。このことを特に素晴らしいと褒めてあげたいね。」
「手術を決断したこと、そしてそれを告白した娘の勇気は本当に立派だった。乳がんやその脅威に苦しむ女性たちにとって大きな励ましになることを祈っているよ。」
またアンジーの兄で、彼女の慈善財団で窓口となって活動しているジェームズ・ヘイヴンさん、そして婚約者ブラッド・ピットの母ジェーンさんもアンジーの勇気を称える同様のコメントを発表している。
娘のアンジーは30代と若いだけに口には出さないものの、血を分けた親のジョンに相当のショックがあったことは想像に難くない。彼は「娘に対する私の愛情、称賛の気持ちは言葉では語りつくせないものがある」と添えている。自分の若い頃の不義不貞を思い出し、わが子を常に最優先にと考えて体を張った娘に、人生の大切なものをあらためて教わった気持ちなのであろう。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)