乳がんを患うリスクを軽減する目的で、両乳房の切除手術を受けた女優アンジェリーナ・ジョリー(37)。その実母マルシェリーヌ・ベルトランさんは過去に乳がんを発症。2007年1月には卵巣がんのため56歳の若さで他界しているが、このたび妹にあたるデビーさんも乳がんで死去してしまった。
「私も乳がんを患う可能性が高い。」
遺伝子の生殖細胞系列の変異が認められたアンジェリーナ・ジョリーはそう確信し、子供たちのため生きるべく両乳房切除に踏み切った。その勇気ある決断に世界中の人々が胸を打たれたのだが、アンジーの叔母にあたるデビー・マーティン(Debbie Martin)さんが26日、乳がんで逝去した。先日その家族が「デビーは今、昏睡状態にある」、「体中にがんが転移している」と英メディアに明かしたばかり。助かる見込みがないと分かっていたとはいえ、そのショックと悲しみは計り知れないだろう。
逝去後、デビーさんの夫ロン・マーティン氏は『E!News』の取材に応じて、以下のようにコメントしている。
「この1週間、アンジーからも連絡をもらいました。アンジーの兄も一緒にいてくれて、サポートしてくれたんです。」
「デビーが乳がんの診断を受けてからは、何度もアンジーに会いました。デビーも私も、アンジーが両乳房を切除するという決断を本当に誇りに思いました。私たちが経験したことを自分の家族には経験させたくない。その一念でやれることは全てやろうと決意したのですから。」
デビーさんのご冥福を、心よりお祈りしたい。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)