週刊誌『FLASH』(フラッシュ)がシンガーソングライター・GACKTについて2年前に女性を監禁暴行したという「告発スクープ!」記事を掲載した。GACKT側はこの件について、「名誉毀損で提訴する準備を進めている」と見解を示している。5月15日にはついにGACKT本人が報道について真実を語り、週刊誌の誇大な嘘を書き連ねる手法について「負のスパイラル」と苦言を呈した。
現在発売中の『FLASH』がGACKTに関して報道した記事の概要は、2011年9月にキャバクラで飲んだGACKTが業務を終えたキャバ嬢の女性を連れ出し、車中や自宅で暴行して性的行為を強要したというものだ。女性はその後GACKTに謝罪を要求するが、応じなかったために警察に被害届を提出したという。
報道を受けてGACKT側は5月13日に『GACKT オフィシャルコミュニティーサイト』でコメント。「表現をされた様な暴行をふるった事実は存在せず」、「被害者とする女性の言動も事実ではない」ことを確認したとしている。また、発売元の光文社を名誉毀損で訴える準備を進めており、女性についても法的措置を含めて対応を検討しているとのことだ。
ここまでは事務所スタッフを通しての情報にとどまっていたのだが、5月15日にLINEでGACKT本人が「怒りを通り越して顎が外れるほど呆れた」と胸のうちを明かしたのである。
彼は今回の報道について「発想が奇抜というか…よくもまあそこまで話作れるよな…内容はまるでエロ官能小説タッチ」と、でまかせであることを主張する。週刊誌が販売部数を伸ばすためにそういう手段を講じるのだろうと指摘すると、「これほどの冒涜は無い」と怒りをぶつける。
さらには「売るために誇大な嘘を書き連ねる」ことでやがて読者が信じなくなり、逆に販売部数が減って廃刊への道を歩む「負のスパイラル」になると警告している。そうしたメディア批判を踏まえて、彼は今回の件について事実である部分も触れながら真相を説明している。まず女性は実在しており「1000万カネを出せと突然、嘘を書き連ね要求してきた」という。GACKTはそれを『たかり、恐喝』ではないのかと表現している。
GACKTが弁護士を通して「そんな事実無根なことにカネを払うわけないだろう!」と返答したところ、その後女性からの連絡は一切無くなった。しかし突如「蓋を開けたら週刊誌って…、何だコレ?」という流れなのだ。「しかも、記事には謝罪を求めてるだけと書いていたが。おいおい、真っ先に金銭要求してただろう、オマエら」とGACKTも説明しながら、再び怒りが込み上げてきたようだ。
世界へ向けて「ボクは嫌がるオンナを縛りつけて無理矢理に欲求を満たさなくてはいけない程、オンナにまったく困ってない!」と断言するGACKTだが、それだけでは腹の虫もおさまらないようである。「サスガに今回は参った。我慢強いボクも鬼畜扱いされたらな。ホント良い迷惑だ」と、優秀な弁護士を3人立てて反撃することにしたと明かしている。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)