その類まれな歌唱力と強力なヒットナンバーだけでは勝負ができないとでも!?　まさかあなたに限って、と申し上げたくなるようなコスチュームをコンサートツアーで披露したのはビヨンセ・ノウルズ（31）であった。

現代ミュージックシーンの一大スーパースターであるビヨンセ。彼女はさる15日夜、セルビアの首都ベオグラード公演を皮切りに『The Mrs. Carter Show World Tour』をスタートさせた。しかし、今回披露されたひとつのコスチュームがあまりにも過激だとして物議を醸している。

そのコスチューム、ベースは肌色に近いゴールドのレオタードで、こげ茶色のビーズが縫い付けられて脇腹は炎のような模様となっている。問題はその胸元。ライン状に集中したビーズが乳房の輪郭を強調し、左右それぞれ中央にはご丁寧にも乳首様にふくらませた薄茶色の丸いものが乗っている。誰の目にもまさにそれは乳房、もうトップレスにしか映らないはずである。

彼女のワールドツアーはこれまでも卑猥な歌詞と踊り、過激なコスチュームを理由に、イスラム教国家などから幾度か開催を拒まれてきた。今回の大胆コスチュームは、そうした国家への挑戦状のようなものだと受けとめられてしまう可能性すらある。実力派の彼女がなぜそんな要らないお騒がせをしなければならないのか、大変理解に苦しむところである。
（TechinsightJapan編集部　Joy横手）