このほど結婚5周年を記念して、南米キューバへ旅行したビヨンセ・ノウルズ＆Jay-Z夫妻。ただし、反米路線をたどるキューバへの渡航は一部の例外を除いて禁じられているはず。彼らはその“一部”である資格を本当に満たしていたのかと騒ぎになっているが…。

先にお伝えしたが、ビヨンセとJay-Zの夫妻はこのほど結婚5周年を記念して南米キューバに旅行に出かけた。しかし米国政府は同国への渡航を厳しく規制しているため、キューバ系米国人がこれを批判。議員が米国財務省外国資産管理局にクレーム文書を提出するなど、予想以上に波紋が広がってしまった。

祖国への自由な渡航が許されないキューバ系米国人らは今、“あの夫妻だけ例外的に認められたのはなぜか。お金の力でセレブだけは特別扱いされるのか”と不満を投げかけている。だが、ようやくその“なぜ”が見えてきた。なんと夫妻は渡航目的について“Sightseeing（観光）”と言ってはならなかったのだ。

ロイター通信が伝えているところによれば、彼らのキューバ渡航は米国財務省から正式に許可されたものであり、夫妻は現地の芸術家、ミュージシャン、建築家らと交流することが見込まれるため、人材交流および文化交流の担い手として渡航し、その役目を果たすよう期待されたそうだ。

禁じられている通り、現地では政治家との交流は一切なし。また単なる観光旅行であってはならないためか、夫妻が名所を次々とめぐったり、ハバナのビーチに繰り出してまったり、といった写真もまるで上がってきていない。一体ナニが楽しかったのかという感じもあるが、米国ではプライベートタイムの確保がままならない2人である。Jay-Zが超高級葉巻タバコを調達し、ビヨンセが久しぶりにパパラッチ・フリーの時間を満喫したのであれば何よりである。
（TechinsightJapan編集部　Joy横手）