虫も殺せないような優しい顔をして、腹の中では意外にも“黒い”ことを考えていた!? 俳優ライアン・ゴズリングが、少年時代からのとんでもない夢を口にして話題になっている。
2004年の大ヒット作品『きみに読む物語』で、世界中にファンを持つようになった優しい笑顔が魅力の俳優ライアン・ゴズリング(32)。母と姉に囲まれる女系家族で育ったためか幼い頃からバレエを習い、映画『ラースと、その彼女』の出演時に教わったという編み物に夢中。鍛え抜かれた体とそうしたフェミニンさが、あまりにもミスマッチで楽しい。
交際中であるエヴァ・メンデスや人気俳優ブラッドレイ・クーパーとの共演となったクライムサスペンスの最新作『THE PLACE BEYOND THE PINES(原題)』で、ライアンはマッチョなボディをタトゥーだらけにし、生まれた子を養うためのお金欲しさに銀行強盗を働く男を演じている。
プロモーションをかねて彼はこのほど英紙『デイリー・テレグラフ』とのインタビューに臨んだが、銀行強盗シーンの撮影については、実在する本物の銀行で、行員、お客さんに出演をお願いしてワンテイクのみということで撮影がなされたと説明。そこにとんでもない言葉を添えた。
「実は銀行強盗にずっと憧れてきたんだ。子供の頃から頭の中で毎日そんなことばかり考えていたよ。」
また、ライアンは今回初めてバイクにまたがりハイスピードで逃走するシーンに挑戦した。アクションもこなせるところを証明すれば、演技の幅はぐんと広がるであろう。これも以前からやってみたいと強く願っていたことのひとつと語るライアンだが、少しばかり違和感が残る説明となってしまった。
「子供の頃、通学途中にバイク事故が起きてライダーが道路のど真ん中に倒れたんだ。近寄ってみたらその人の頭の後ろからタラーッと血が出てきてビックリしたよ。でもなぜかあれ以来バイクに惹かれるようになって、派手にクラッシュするシーンなんか最高だろうなってずっと思っていたんだ。」
実は最近、彼の恋人エヴァ・メンデスが人間の頭蓋骨模型を購入し、ライアンにプレゼントしたのではないかと報じられていた。“いったいナニに使うの!?”と人々は首をかしげたが、彼は後頭部から流血していたバイクのライダーを目撃して以来、頭蓋骨フェチになってしまったとは考えすぎだろうか。
なんとも意外な一面をのぞかせるライアン。優しい顔立ちと柔らかい物腰。バレエや編み物に惹かれてしまうという女性的な性格。これがライアン・ゴズリングのすべてだと思っていたら大間違いであった。ファンも今後、彼を見る目が少しばかり変わるのではないだろうか。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)