ポーランド南部の都市ホジュフで、68歳の清掃係の女性が仕事中に勤務先の倉庫に誤って閉じ込められてしまった。警察による捜索も功を奏さず、彼女が発見されたのは閉じ込められてからなんと3日後のことであった。

『Spiegel Online』によると、この女性は先月30日に勤務先の会社の資料室を掃除していた時、一度閉めると外からしか開けることのできない安全扉を誤って閉めてしまい、そのまま倉庫内に閉じ込められてしまった。

今月1日になって女性の夫が警察に失踪届の提出を決意したが、彼は病身かつ76歳という高齢であることから近所の住人が代行、これにより警察が女性の捜索に乗り出すこととなった。だが警察官たちは、女性の勤務先の事務室やエレベーターの中などあらゆる所を捜索したにもかかわらず、肝心の倉庫に関しては見落とすという始末であった。

こうしたこともあり女性はイースター休暇の明けた今月2日、社員によってようやく発見された。倉庫に閉じ込められていた間中、女性は空腹と寒さに苦しめられていたものの、発見後に行われた検査では幸いなことに異常は見つからなかったとのことである。
（TechinsightJapan編集部　椎名智深）