今、真の素顔に迫る「暴露本」が出版されたら最も売れると言われているのが、トム・クルーズとジャスティン・ビーバー。彼らのもとを去ったケイティ・ホームズやセレーナ・ゴメスについても興味深いものがある。そこで、このほどケイティ・ホームズに関する暴露本が出版されたのだが…。
『ローリン・ヒル物語』や『ハリー・ポッターともうひとりの魔法使い―作家J.K.ローリングの素顔』などを執筆した、NYタイムズ社が誇るベストセラー作家マーク・シャピロ。トム・クルーズとの離婚が記憶に生々しいケイティ・ホームズの真実の姿に迫ったという、彼の新しい著書『Who Is Katie Holmes?(原題)』が全米の書店で20日に発売となった。
ところが、ケイティに親しい人物がハリウッドの有名ゴシップブロガーであるペレス・ヒルトンに漏らしたところによれば、ケイティは「書かれている内容はどれもちょっと調べれば分かるようなことばかり。過去に報じられた古い話や、もう忘れてしまいたいような忌まわしい話ばかりね。私を利用してお金儲けをしようとする人たちがいるなんて最低だわ」と話し、ひどく憤慨しているという。
女優としては、TVドラマ『ドーソンズ・クリーク』シリーズで19歳にして大ブレークしたケイティ。トム・クルーズが参ってしまった通りの屈託ない笑顔と清潔感が売りで、ブロードウェイの舞台に立てる歌唱力も自慢だ。また父が弁護士というお堅い家庭で育ち、カトリック系の女子高を卒業したお嬢様の彼女にはダーティな暴露ネタなど見つかるわけもなく、それはトム・クルーズとの離婚において、“ケイティにも非が”という声がまるであがらなかったことに象徴される。
ハリウッドの暴露本というのは、えてして“育った家庭の不和、ドラッグ、奔放な性”の三本立てであったりする。ケイティが「こんなものどうせ売れないのに」と怒っている通り、彼女は暴露本の題材には向かない純粋な人物であり、執筆するシャピロもネタ不足に頭を抱えていたことであろう。
「それよりケイティがトムとの結婚生活を暴露する本を執筆すればいいのに。大ベストセラー間違いナシでしょう」と言う人も多いが、そこは離婚協議書にサインした通り。ケイティとトムの両者は“互いに関する一切の他言は無用”ということで合意しており、ケイティの口(あるいは筆)からトムとの結婚生活が赤裸々に語られることは期待できそうにもない。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)