王室に暮らす人々だって感情を持ち合わせた生身の人間である。しかもウィリアム王子とキャサリン妃は今どきの若者同士、互いに「プイッ！」となることがままあるようだ。

第一子誕生を夏に控え、世界の人々を魅了してやまないイギリスのケンブリッジ公爵夫妻ことウィリアム王子（30）とキャサリン妃（31）。大学の同級生としてフランクに交際していた2人は、世間一般の夫婦と同様、臆せずどんなことでも会話ができる関係とのこと。些細なことで喧嘩になるというから、これは親近感でいっぱいになる。

英ITV局制作によるドキュメンタリー映画、『Our Queen』が現地時間の17日に2時間にわたって放送される。昨年の一大行事であったエリザベス女王即位60周年式典「ダイヤモンド・ジュビリー」も素晴らしいものであったが、人々がもっとも関心を寄せているのはいつ見ても絵になるウィリアム王子夫妻。最高のロイヤルカップルと呼ばれる彼らについて、ロンドン五輪男子ミドル級で銅メダルに輝いたボクサーのアンソニー・オゴゴ（24）は、同国のトップアスリートらが宮殿に招かれたレセプションの時に知ったという面白い話を紹介している。

「ウィリアム王子とキャサリン妃も喧嘩をするんですよ。」

笑顔が絶えないこのカップルを熱くさせ、時にはキレさせてしまうもの。それは15×15マスのボードゲーム、“スクラブル（Scrabble）”だそうだ。クロスワードパズル的ではあるが、単語をヒントから解くのではなく、創造して楽しむゲームでボキャブラリーと作戦力、簡単には諦めないしぶとさが求められる。ところが夫妻はというと…オゴゴはこう語る。

「まず完成させられないんです。どちらか片方が短気を起こし、“もうやめよう！”と言ってボードをバタンと閉じてしまうからなんです。」

ゲームで熱くなったが最後、うまく行かなければふくれっ面になり、ついにはキレてその様子に相手はムカッ！　これはごく普通の若夫婦となんら変わらない光景である。もっとも人々はチャールズ皇太子と故ダイアナ元妃のように、またヨーク公爵アンドルー王子とセーラ元妃のように将来的に2人が決裂してしまうことだけは絶対に想像したくないもの。喧嘩はゲームの時だけに、と心より申し上げたい。

ちなみに最近、キャサリン妃が「赤ちゃんは女の子」などとウッカリ漏らしたと話題になっていたが、名前については“エリザベス・ダイアナ・キャロル”が最も有力視されている様子だ。キャサリン妃の母がキャロルさんとのこと、「非常に公平で好感が持てる」と評判は良いらしい。
（TechinsightJapan編集部　Joy横手）