ラッパーのリル・ウェインがまたしても病院に緊急搬送された。昨年にもけいれん発作に見舞われて大事な法廷を欠席し、判事の怒りを買ってしまったウェイン。このほどのけいれん発作は、それ以上に激しいものであったようだ。
ラッパーのリル・ウェイン(30)が、今月12日夜にロサンゼルスでミュージック・ビデオの撮影後にけいれん発作を起こし、「シーダーズ・サイナイ・メディカルセンター」に運ばれていたことを芸能情報サイト『TMZ』が報じている。ウェインは翌朝にも退院したというが、2011年の夏に大好きなスケートボードの最中に頭を強打し、左目付近を9針も縫う怪我を負っていただけに、さまざまな面で心配である。
だがウェインは今、倒れてなどいられない。彼と元妻でTVタレントのトヤ・カーターの間に生まれた娘レジーナ・カーターちゃんが、パパと一緒の「Young Money」レーベルから14歳にしてソロ・デビューを果たすのだ。また今月26日には、10作目となるアルバム『アイ・アム・ノット・ア・ヒューマン・ビーイングII』がリリースされる予定であり、プロモーションも控えていることであろう。
実は昨年10月25日、ウェインはテキサス州を後にしてプライベートジェットでロサンゼルスへと向かったが、その機内で突然けいれん発作を起こしていた。飛行機は引き返してウェインは病院へ緊急搬送。翌日、再び飛行機に乗るもウェインはまた同様の発作に見舞われて飛行機はルイジアナ州の空港に緊急着陸し、現地の病院へ運ばれた。その後の彼は医師より薬の処方を受けていたという。
その法廷というのは、あのクインシー・ジョーンズの息子であるクインシー・ジョーンズIIIがプロデュースした、2009年のインディーズ映画『ザ・カーター』に使用された楽曲について、ウェインが自身のアルバム『カーターIII』の著作権や肖像権を侵害されたと訴えていたもの。だがウェインはクインシーに逆提訴された上、結局約220万ドルの賠償金を支払うハメになってしまった。不調続きのウェイン、彼の身がどうにも心配される。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)