ハリウッドの女の子たちが揃いもそろってクレイジーに追いかけたと言われる、イケメン・ミュージシャンで俳優でもあるジャレッド・レト(41)。彼がまたもや意外な方向に転じていたことが分かった。
ジャレッド・レトが残念な方向に変わっている!とお伝えしたのは昨年夏のこと。ロック界の“年を取らないオシャレな王子様”で通っていた彼が、ラフなTシャツにジーンズ、髭がボーボーというかつてない雰囲気に変わってしまっていたのだ。
このほどテキサス州オースティンで行われた毎年恒例の一大アートイベント『SXSW 2013』に現れたレトは、会場の特設レストラン「Fast Company Grill」のステージで米インターネット紙『Huffington Post』の創設者のひとり、ジョナ・ペレッティと対談した。目的はレトが率いるロックバンド「30 Seconds to Mars」が昨年制作したドキュメンタリー作品『Artifact』のプロモーションであったが、そこで彼は久しぶりに俳優としての仕事に復帰したことを語っている。
新作映画『The Dallas Buyers Club(原題)』で女性に性転換したエイズ患者を演じたというレト。現在は健康そうに見えるが、「14kg落として体重は53kgにもなったんだよ」と明かした。この写真は昨年11月下旬のもの、確かに表情までゲッソリしている。その映画では主演のマシュー・マコノヒーも激ヤセを試みたが、レトは「ただ痩せるだけではなく、体が虚弱になり心身の力が衰えていく様子を自然な雰囲気で演じることが大事だった」と話しており、そのプロ意識にはただ脱帽である。
レトは2007年の映画『チャプター27(原題:Chapter 27)』で、ジョン・レノンを射殺したマーク・チャプマンに扮したことがある。そこで彼は30kgも体重を増やし、痛風を罹患。車椅子生活を余儀なくされた。太ったり痩せたりの繰り返しは体に深刻な影響をもたらす。「僕はもともと食べることにあまり欲のないタイプ、小食なんだ」と語るレトだが、この激ヤセぶりにはいくら心配するなと言われても…。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)