今や世界のアイドル歌姫となったテイラー・スウィフトの元には、毎日無数のファンレターが届く。「テイラーが読んでくれる」と信じてカラフルでキュートな手紙をしたためるファンたち。その心を踏みにじるような出来事が起きていたようだ。
テネシー州ナッシュビルを生活の拠点としているテイラー・スウィフト。そこに暮らすカイリー・フランセスカンさんが、このほどある小学校のダンプスター(大きなゴミ箱)に未開封の封書とハガキがごっそりと捨てられているのを発見した。カイリーさんは『ABC News 2』にその時の様子をこう説明している。
「自分の不要物を廃棄しようとしてダンプスターのフタを開けたら、何百通もの手紙が入っていたの。宛名はすべてテイラー・スイフトだったからもうビックリ。ポストから盗まれたのか、それとも無残にも捨てられてしまったのかしら。テイラーにはこのことをちゃんと教えてあげなければね。」
さっそく『News 2』のスタッフは、配達したと思われる郵便局に問い合わせた。すると返事は「テイラー・スイフト様宛てのものは、彼女の側近が定期的にピックアップしてくれています」というもので、郵便配達人に落ち度はない様子だ。
そしてテイラーの広報担当者にも問い合わせたところ、「事務所は毎日何千という数のファンレターを処理しており、すべて開封し、読んでから古紙としてリサイクルに出しています」と話す。しかしその後「今回の件で唯一考えられるのは、小さな未開封の手紙の束が、リサイクルセンターに出す分に誤って混入してしまったということでしょうか」と語調はややトーンダウンした。
世界一多忙なアーティストとなっているテイラーの元に束になって届く、何千ものファンレター。時にはこうしたアクシデントが発生することを、いったい誰が責められようか。だがファンをとても大切にしているテイラーを思い、広報担当者も「ご指摘ありがとうございました。これからは取りこぼすことがないよう十分に気を付けます」と局にお礼している。
だが疑問はまだ残る。なぜそれらの手紙は、リサイクルセンターではなく小学校の敷地にあるダンプスターから発見されたのであろう。やはり悪意の第三者がいると疑わないわけにはいかない。テイラーに手紙を書きたいと思っていたファンの皆さん、今しばらくは様子見とした方がよさそうだ。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)