ピン芸コンクール「R-1ぐらんぷり 2013」で見事優勝した、三浦マイルド。優勝後のインタビューで賞金500万円の使い道を聞かれ、「少しは社会貢献に使いたい」と話している。三浦は昔から自腹で開いた小さなライブの売上金の中から、わずかでも寄付金を捻出するなど社会的支援を行っているという。
吉本興業の後輩芸人・エハラマサヒロが2月14日のブログ『エハラマサヒロの「器用貧乏株式会社」』で、「三浦マイルド兄やんの優勝、ホンマに感動したな~」と思い出を綴っている。
エハラと三浦は下積み時代、観客が少ない大阪の舞台によく一緒に出演していたという。当時から女子高生のファンが、全く付かなかった三浦。彼はひたすら男性客に向けて自分が面白いと思うネタを発信し、ストイックに笑いを追求していたのだ。時には自分で会場を借りて、ライブを行っていた。そこで得た売上金の中からやり繰りし、寄付という形で社会貢献をしていたそうだ。
「R-1ぐらんぷり」で三浦と優勝を争ったひとりが大阪・吉本の後輩、ヒューマン中村だ。実はヒューマンの芸名を付けたのは三浦であり、仲の良い間柄であるという。この2人と付き合いの長いエハラにとって、今回の“師弟対決”ともいえるファイナルステージは感慨深いものがあった。そして同時に、自分も「あの舞台に出たい!」とさえ感じたことを記している。
ブログで自ら認めているように、最近のエハラは“歌うま芸人”としての活躍が目立つ。だが今回2人の舞台に刺激を受け、今年は単独ライブに力を入れて、“お笑い芸人”エハラマサヒロとしての活動に比重を置きたいと決意を新たにしている。
決して順調な芸人人生ではなかった三浦とヒューマンの「R-1ぐらんぷり」での活躍は、彼らを知る後輩にとって大変な喜びでもあり、大きな励みにもなったようだ。
(TechinsightJapan編集部 みやび)