エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】あたりまえ体操の歌手が『いいとも』に登場。“ムーディ勝山説”を覆す。

お笑いコンビCOWCOWの人気ネタ「あたりまえ体操」。この曲を歌っている人物が『笑っていいとも!』に登場し、初めてテレビで生歌を披露した。実はこの「あたりまえ体操」、歌っているのは芸人のムーディ勝山では?という噂が広まったこともあったのだが、今回の生歌披露により“ムーディ説”は払しょく。真実の歌い手が明らかになった。

「右足を出して左足出すと、歩ける」などのネタでおなじみの「あたりまえ体操」をCOWCOWが披露し出したのは2010年頃だ。2011年9月に韓国のKBS2放送の特別番組で韓国語の「あたりまえ体操」が大うけして日本でも話題となったのだ。人気が出るにつれて「あの歌は誰が歌っているのか?」、「ムーディ勝山らしい」とネット上でやり取りされたことから、芸人のムーディ勝山が歌を担当しているという噂が広がっていた。

2月11日の『笑っていいとも!』のコーナー“ワケあり人間カジノどっちベガス”に、その「あたりまえ体操」の作曲と歌を担当する樋口太陽さんが登場した。彼は地元福岡の高校時代、バンドでドラムを叩いたことをきっかけに音楽活動A FREETERを始める。やがて上京し、兄の樋口聖典さんと「オフィス樋口」を設立して、音楽制作を行っている。CMや芸人の音楽などを通して、知らぬうちに彼らの作品を耳にしているのだ。

当初、COWCOWから歌詞とアカペラによる大まかなメロディー案を受け取った彼は、現在のメロディーで歌ったデモテープを渡した。本来はCOWCOWが歌って踊るはずだったが、樋口さんの歌をそのまま使おうということになったのだ。COWCOWからメールで新しいネタの依頼があると、山田與志と電話でやり取りをしながら彼が歌を吹き込むといった手順ができあがったという。

『いいとも』ではCOWCOWも登場し、スタンドマイクに向かって「あたりまえ体操」を歌う樋口さんの前で踊り、番組用に作った「タモリさんバージョン」も披露された。日ごろテレビで見る「あたりまえ体操」とまったく同じ声で歌うところはさすがプロである。そして彼こそが「あたりまえ体操」の歌手であり、決してムーディ勝山ではないことが立証されたのだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)