今シーズンの優勝者には、カントリー・ミュージックを愛する37歳のテイト・スティーヴンスが決定した人気オーディション番組の『Xファクター・USA』。その舞台裏では、たった1シーズンでブリトニー・スピアーズ(31)の姿が審査員席から消える可能性が高くなったようだ。
絶大な人気を誇り公私ともに多忙を極めるブリトニー・スピアーズに対し、「『Xファクター』のジャッジにどうしても君が欲しい」と口説き、センセーショナルな高ギャラで落としたのは他でもない、同番組のドンであるサイモン・コーウェルであった。
だがそんなブリトニーも、今回のシーズン2のみで降板しそうだ。「ティーン部門」の4人のコンテスタントの指導にあたったブリトニーだが、優勝候補といわれていた「ダイヤモンドの原石」的な魅力を秘めた13歳の少女、カーリー・ローズ・ゾーネンクラーは惜しくも準優勝。ブリトニーも超ガッカリした様子であった。
そうした中、米芸能誌『Us』に漏れている情報が興味深い。“ブリトニーは「Amazing!」を連呼するばかり。彼女の雰囲気にサイモンは満足していなかった。最終回ですら960万人(シーズン1の最終回より18%ダウン)と視聴率は低く、破格のギャラ(12億円)に見合う仕事をブリトニーはしなかった”というのだ。
サイモンはあくまでもクレイジーで豪快な雰囲気をブリトニーに求めていたが、番組内のブリトニーは“フツーの人気歌手”でしかなかったという。『アメリカン・アイドル』シーズン12において、ニッキー・ミナージュとマライア・キャリーが強烈なインパクトで話題を提供し続けるであろうことを思うと、ブリトニーはどうしても大人しめであったと言わざるを得ない。
ちなみに先シーズンから審査員を務めていた大物音楽プロデューサー、L.A.リードも降板を決めた。こうしたオーディション番組における審査員の去就については、優勝を決める大切な瞬間に迷走し、激しいバッシングの中でクビになったニコール・シャージンガー、多忙を理由に涙ながらに去ったジェニファー・ロペス、「性分に合わなかった」と本音を吐いたスティーヴン・タイラーなど、ドラマはいろいろである。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)