イタすぎるセレブ達

writer : kohara

【イタすぎるセレブ達】ビヨンセの口パク騒動。「どうってことない」と何人ものミュージシャンが助け舟。

21日、米オバマ大統領の2期目就任式で国家を熱唱した人気歌手ビヨンセ。「圧巻のパフォーマンスだった」と各メディアに絶賛されたものの、演奏を担当したバンドのスポークスパーソンに「事前に録音した歌を使うと言われた」と暴露されてしまった。それを受け「裏切られた気分」と憤慨するファンが続出する中、「どうってことない」とビヨンセを擁護するミュージシャンが登場し、話題を呼んでいる。

口パク疑惑で一部ファンから大バッシングを受けている歌手ビヨンセ。そんな彼女を擁護する2人のミュージシャンの意見が興味深いため、こちらでまとめてお伝えしたい。

まず80年代後半に男性2人組ユニット「ミリ・ヴァニリ」で大ブレイクしたファブ・モーヴァンであるが、「ミリ・ヴァニリ」に至っては単なる口パクどころの騒ぎではない大騒動を巻き起こしたことが記憶に新しい。なんと彼らは他人に歌わせた楽曲を自分たちが歌ったものとして発表、それに合わせ口パクしていることを関係者に暴露され、その後干されるという事態を経験しているのだ。そんなファブはこのたびの騒動につき以下のように語っている。

「この時代にみんなが(ビヨンセの)口パクに驚くなんて、まったく信じがたいね。」
「ビヨンセが実力ある歌手だってことはみんな知ってるだろ。みんなちょっとリラックスしたほうがいいぜ。心配することなら他にいくらでもあるだろう。でも彼女が今どんな気持ちか、この俺にはよく理解できるな。」

さてもうひとり、興味深い観点からビヨンセを擁護するミュージシャンがいる。それはエアロスミスのフロントマン、スティーヴン・タイラーである。スティーヴンは昨年「AFCチャンピオンシップゲーム」の会場で国家を熱唱、その際「ギャオ~ウ!」とメタル調の国家を披露した上に歌詞まで間違えたため散々に酷評されているが、このスティーヴンはビヨンセの口パク騒動につき以下のように語っている。

「ビヨンセはめっちゃセクシー。だから何をしたって良いんだよ。みんな、現実に目を向けようぜ。」

これに比べるとファブの発言が至極まともに思えるが、いかがであろうか。ちなみに現時点ではビヨンセから正式なコメントは出ておらず、今後も出ない可能性も高い。過去にも口パクを噂されたことのあるビヨンセだけに「本当のところはどうなの?」と気にしているファンも多いようだが、録音したものを使用したにせよビヨンセの歌手としての実力は誰にも否定できないもの。失敗の許されない大舞台で「念には念を入れた」としても不思議ではない気がする。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)